セコムグループTMJが『TQM実践賞』を受賞。品質向上への挑戦が評価される

セコムグループのTMJ、2025年度日本品質奨励賞を受賞

セコムグループに属する株式会社TMJは、2025年度の『日本品質奨励賞』において『TQM実践賞』を受賞したことを発表しました。この栄誉は、顧客サービスにおける革新を評価されたもので、TMJにとっては2008年以来、二度目の受賞となります。

日本品質奨励賞の概要

今回TMJが受賞した日本品質奨励賞は、一般財団法人日本科学技術連盟が主催するもので、品質向上に貢献する企業や団体を顕彰するものです。この賞は、TQM（総合品質管理）の実践を通じた取り組みを評価するために2000年に設立され、特に中小・中堅の組織を対象にしています。TMJはこの理念にフィットした活動を行っており、今回の受賞を機にさらなる成長を促進していくとしています。

受賞チームの取り組み

TMJの受賞は東日本事業本部の第3センターによるもので、彼らは顧客との関係を深化させるため、精力的に多チャネルのカスタマーサポートを展開しています。具体的な取り組みとしては、顧客の旅路を分析し、改善点を特定するジャーニーマップの作成や、VOC（Voice of the Customer）分析を駆使した施策が挙げられます。その結果として、NPS（ネットプロモータースコア）を約20ポイント向上させ、電話接触の割合を50％削減する成果を収めました。これらの施策によって顧客体験と従業員体験の両面でエクセレントサービスの提供を目指しています。

選考理由：事務局の評価

選考にあたって事務局は、TMJのデータ解析を用いた客接点でのNPS向上に焦点を合わせました。変化の早いビジネス環境に対応するため、CX（顧客体験）の質を向上させるための取り組みは革新性があり、特定の実施先だけでなく他社への展開性も高く評価されています。また、顧客満足度の向上とコスト削減を同時に実現することで、その施策の有効性が証明されたとしています。

TMJの継続的な取り組み

TMJでは、企業文化として小さな改善活動を推進しています。これにより、社員一人ひとりが現場力を高め、問題解決力を磨くことを目指しています。2006年から続くこの活動には、すでに12,000人以上が参加し、2,500を超える改善テーマに取り組んできました。今後も事業の成長と社会課題の解決に貢献し、「誰もが暮らしやすい社会」を実現するための努力を続ける所存です。

会社概要

TMJは1992年に設立され、元は株式会社福武書店のインハウスコールセンターでしたが、現在は独立した会社として多様なクライアント向けにコールセンターや人材育成サービスを提供しています。2017年にはセコムの100％子会社となり、安全性と信頼性の高いサポートを提供しています。今後の展望としては、生成AIの活用や従業員満足度の向上に注力し、さらなる顧客体験の向上に向けて進む意向です。

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