招福の梅の枝
2014-12-26 07:00:01
北野天満宮で迎える初春、招福の梅の枝「思いのまま」を授与
北野天満宮で贈られる招福の梅の枝「思いのまま」
毎年元旦、お正月の特別な時期に楽しみにしているのが、北野天満宮での招福の梅の枝「思いのまま」の授与です。この特別な梅の枝は、境内の梅剪定時に出た小枝に厄除けのひょうたんを取り付けたもので、参拝者に災難厄除や学業成就を願うために授与される貴重なアイテムです。これに添えられているひょうたんには、厄除け効果があるとされる玄米が入っています。
立春が近づくと、境内の梅が美しく咲き始め、芳香が漂います。剪定された約1,500本の梅木の小枝は、家庭に幸運をもたらすための縁起物となります。北野の梅は古くから無病息災や疫病邪気払いの信仰を集めており、特に菅原道真公を祀るこの神域では、梅の木が人々にとって特別な意味を持っています。
歴史的背景と信仰
北野天満宮における梅の枝の授与は、昭和27年の初天神の日にまで遡ることができ、その際には「萬燈梅」と呼ばれる梅枝が多くの参拝者に配布されていました。当時から、北野の梅枝は福をもたらす信仰の対象として広く親しまれていました。人々は「萬燈梅」を求め、災難除けの祈願に訪れていました。このように、梅の枝を授かることは、天神様の神徳を受けて、さらなる災難厄除けにつながると信じられています。
梅の枝の特別な特徴
招福の梅の枝「思いのまま」は、特別な意味を持ち、家庭に持ち帰って一輪挿しにすれば、美しい梅の花が咲くことが期待されます。これは、神域でつぼみをつけた梅が「思いのまま」に白梅や紅梅の花を咲かせるとされる伝説に基づいています。このように、梅は邪気を払い、無病息災を願うための大切なアイテムと考えられています。
また、厄除け玄米は、梅の花を祭る行事「梅花祭」において御神前に奉納される特別な玄米であり、古くからこの玄米を食べると厄除けに効果があると信じられています。この厄除けの玄米は、天神様への感謝の意も込められています。
授与について
招福の梅の枝「思いのまま」の授与は、毎年元旦の午前0時から始まります。初穂料は1枝1,000円で、限定10,000本が用意されており、無くなり次第終了となります。
北野天満宮で、春の訪れを告げる梅の花と共に、福を授かる特別な体験をしてみてはいかがでしょうか。新しい一年の始まりに、幸せを手に入れるチャンスです。
会社情報
- 会社名
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北野天満宮
- 住所
- 京都府京都市上京区馬喰町北野天満宮社務所
- 電話番号
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075-461-0005