再生プラスチックのお守り
2025-02-21 16:52:16

未来の環境意識を促進する再生プラスチック製のお守り「OMAMORU」

再生プラスチックで作られたお守り「OMAMORU」



愛知県日進市に位置する歴史ある曹洞宗の寺院、龍谷寺が新しい試みとして、再生プラスチックを使用したご祈祷済みのお守り「OMAMORU」を販売し始めました。このプロジェクトは、環境に配慮した素材を提供する株式会社REMAREと、独創的なデザインで話題を呼ぶSTRUCTURE SURVIVEとのコラボレーションによるものです。「OMAMORU」は、伝統的な仏教の教えと現代の環境意識が融合した全く新しいお守りとして注目されています。

龍谷寺の歴史と新しい挑戦



1520年に創建された龍谷寺は、その長い歴史から特別な格式を持つ曹洞宗の寺院です。しかし最近では、仏事に関する依頼の減少が見られ、寺院経営の新たな方法を模索している状況にありました。そのため、仏事以外の価値を創出し、より多くの人に寺院と仏教を知ってもらうために、このプロジェクトが立ち上がりました。

「OMAMORU」は、従来の紙や布で作られたお守りとは異なり、再生プラスチックを素材に使用しています。その結果、サスティナブルな社会への意識を強化しつつ、願いを込めるというお守りの本来の役割を引き継いでいます。新しいデザインを取り入れたことにより、幅広い世代から受け入れられる形になりました。

祈りが込められた「OMAMORU」



「OMAMORU」は、年初に行われた「大般若祈祷会」において祈祷が施され、特別な存在感を持つお守りです。大般若波羅蜜多経の転読や、厳かな開眼法要が行われ、7名の僧侶によって魂が込められています。このお守りに含まれる3つの願目は、心願成就、厄災消除、諸縁吉祥であり、誰もが抱く普遍的な祈りを象徴しています。

独自のデザインと環境への配慮



今回のプロジェクトは、REMAREの再生プラスチック素材とSTRUCTURE SURVIVEとの縁から生まれました。副住職が以前にロサンゼルスで見た独自のお守りに感動し、日本でも新たなデザインを採用できないかと模索したことがきっかけです。REMAREの素材の魅力に惹かれ、構想が進みました。

デザインには、龍谷寺の名称や渡辺家の家紋が取り入れられています。リサイクルマークが採用され、伝統文化と現代技術が見事に融合した唯一無二の品が完成しました。

循環を大切にした「OMAMORU」の仕組み



「OMAMORU」の特徴は、購入後に寺院に返納することでリサイクルすることが可能である点です。従来のお守りと同様に、返納された場合には適切な供養が施され、再生プラスチックとして新たな製品に生まれ変わります。このコンセプトは、仏教の「輪廻転生」の思想とも関連し、物の循環を大切にするといった深い価値を持つ製品となっています。

今後の展開



龍谷寺では、今後もお寺の魅力を発信するイベントの計画をしています。「OMAMORU」を通じて、一般の人々が仏教の教えに触れる機会を増やしたいと考えています。特に、若い世代や外国人に仏教文化を知ってもらうことを目指しています。また、環境問題に対する意識を高める活動も同時に続けていく予定です。

「OMAMORU」は今後、特定の行事やイベントで販売される方向で、4月5日に開催される「龍谷寺カルチャーマーケット」での購入が可能です。また、STRUCTURE SURVIVEのECサイトでも販売を開始する予定です。

この新しい形のお守りは、多くの人々にとって思いを込めながら、未来を考えるきっかけとなることでしょう。龍谷寺とSTRUCTURE SURVIVEが生み出す「OMAMORU」は、伝統と革新の架け橋となり、未来への新たな価値を提供することを目指しています。


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会社情報

会社名
株式会社REMARE
住所
鳥羽市鳥羽5-2-14
電話番号

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