大阪メトロがフライウィールと共に進化する広告配信
大阪メトロアドエラは、フライウィールとの協力を通じて、デジタル技術を駆使した新しい広告配信プラットフォーム「Osaka Metro DOOH Ads Platform」を導入しました。このプラットフォームは、データドリブンマーケティングを可能にし、広告主が求める柔軟な広告配信を実現します。
広告配信の新時代へ
これまで、大阪メトログループはOOH(アウトオブホーム)のデジタル化と、DOOH(デジタルOOH)のためのオーディエンス推計データベースの整備、インプレッション計測に注力してきました。このたび新たに提供されるプラットフォームを活用することで、広告主は毎週更新されるオーディエンスデータを基に、バラエティに富んだクリエイティブを配信し、ターゲットに対するCPM(Cost Per Mille)ベースでの広告出稿が可能となります。
新たなチャレンジと解決策
このプロジェクトの大きな課題は、国内における限られた先行事例を踏まえつつ、オーディエンスデータを活用したプログラマティック広告配信を実現することでした。特に、既存のデジタルサイネージとこの新システムとの連携を図り、将来的には他のデジタル広告と連携できる柔軟性を備える必要があります。これに対して、フライウィールが持つデータ整備から広告プラットフォームのダッシュボード構築等の技術力が活きると期待されています。
フライウィールとの連携
フライウィール(本社:東京都千代田区)は、「データを人々のエネルギーに」という理念を持つ企業で、リテール業界など様々な分野でデータソリューションを提供しています。フライウィールは、SCM(サプライチェーンマネジメント)からマーケティングの一貫したプロセスを手掛け、多様な産業の構造改革に貢献しています。その技術力を活用することで、大阪メトロアドエラのプラットフォームはさらなる進化を遂げるでしょう。
今後の展望
今後、大阪メトロアドエラは、デジタル広告からDOOHへの拡張を容易にするために、DSP(デマンドサイドプラットフォーム)との接続を進めていきます。これにより、広告キャンペーンの運用が柔軟にコントロールできるツールとして機能することを目指します。従来の予約型の広告販売方法に加え、新しい価値の提供を実現することで、より多くの広告主に魅力的なキャンペーンを提供できるようになるでしょう。
各社の紹介
- - フライウィール: 東京都千代田区に本社を置く同社は、データを活用したマーケティングソリューションを提供。
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- - 大阪メトロアドエラ: 大阪府大阪市に本社を持ち、Osaka Metro GroupのDX推進や新規メディア開発を行う広告会社。
公式サイトはこちら
この新しい広告プラットフォームの導入によって、大阪メトロアドエラはデジタル広告の未来を切り開く一歩を踏み出しました。今後、どのようにこのプラットフォームが成長し、広告市場に影響を与えていくのか、注目が集まります。