ゾーホージャパンが提案するAIとDX活用の未来とは?
2026年7月16日、ゾーホージャパン株式会社が西日本エリアで初めてのビジネスカンファレンス「AI and DX Summit」を大阪市で開催しました。このイベントでは、企業の生産性を向上させるためのAI技術の活用法やデジタルトランスフォーメーション(DX)の実践事例が数多く紹介されました。
AIアシスタント「Zia」の進化
このカンファレンスの開幕にあたり、ゾーホージャパンの代表取締役社長、マニカンダン・タンガラジが登壇しました。彼は、ゾーホーが25周年を迎えるにあたり、顧客やパートナーへの感謝を述べ、AI活用の進化について語りました。特に注目されたのは、独自のAIアシスタント「Zia」の進化です。2015年からAI基盤を構築し、次第に予測機能や対話型機能を持つようになったZiaは、2023年に生成AIとの連携を発表し、業務の効率化を加速させています。
「Zia」は今や自律的に複数のステップを実行するエージェント機能にまで進化しており、マニカンダンは「答えるAIから、創るAI、そして行動するAIへ」という言葉でその変化を表現しました。
社内実践からの知見
次に、ゾーホーAI研究部門の責任者であるランプラカシュ・ラマムーシーが登壇し、社内でのAI活用の実践について語りました。ゾーホーのAIは、プライバシーと信頼性を重視しており、企業固有のニーズに応じた自社モデル「Zia LLM」を開発しました。その結果、約9,000社がZiaエージェントを利用し、19,000件以上のAI活用事例が生まれています。
ラマムーシーが紹介した事例のひとつは、社内法務デスクでの取り組みです。AIを導入するにあたって、最初は人間の承認が求められたため、業務の継続的な向上が難しいという課題がありました。そこで、問い合わせを自動で振り分ける仕組みを導入し、業務効率を15〜25%向上させました。
導入企業の具体例
導入企業によるセッションでは、実際の取り組みが紹介されました。特に注目されたのは、株式会社トヨタレンタリース大阪の発表であり、同社はZoho CreatorやZoho CRMを活用して、分散した顧客情報や車両情報を一元化した事例を挙げました。こちらはノーコードやローコードによるアプローチで、現場主導の改善を進めるものでした。
パネルディスカッションとネットワーキング
イベントの締めくくりに行われたパネルディスカッションでは、AIが担う業務と人間が行う業務の役割分担について議論されました。AIと人の協力が、今後のカスタマーエクスペリエンスの充実において重要なテーマとして浮かび上がりました。
さらに、参加者はセッションの合間にネットワーキングや個別相談を行い、製品展示ブースではZohoの社員やパートナー企業が自社の課題に応じた解決策を提供していました。これにより、西日本エリアで初のカンファレンスは、参加者同士の学びと交流の場として有意義な時間を提供しました。
次のステップ「Zoholics Japan 2026」
こうしたAIやDXに対する理解をさらに深めるため、ゾーホージャパンは年次イベント「Zoholics Japan 2026」を9月25日に東京で開催予定です。テーマは「AI-Powered DX with Zoho」で、AIを用いた業務効率化や具体的な活用事例についてのセッションが行われます。本イベントは、Zohoの製品を使用している方や導入を検討中の方にとって、無料で参加できる貴重な機会です。
詳細は特設サイトを確認し、ぜひ参加を検討してみてください。
まとめ
ゾーホージャパンの「AI and DX Summit」はAIとDXをテーマに、多くの企業にとって有益な知見を提供する場となりました。今後も進化を続けるテクノロジーが、企業の成長にどのように寄与するのかに注目です。