冬の極み「輝姫」と「煌」
2022-09-22 09:00:02

冬の美味を極める!石川県最高級ブランド「輝姫」と「煌」

冬の美味を極める!石川県最高級ブランド「輝姫」と「煌」



石川県は冬の味覚、特にズワイガニの産地として知られ、地元のブランド品が注目を集めています。その中でも特に目を引くのが、新たに誕生した香箱ガニの最高級ブランド「輝姫(かがやきひめ)」と、天然能登寒ぶりのブランド「煌(きらめき)」です。これらのブランドは、厳しい基準をクリアした希少な海の幸として、石川県の冬の食卓を華やかに彩ります。

「輝姫」とは?



「輝姫」は、平成4年11月6日から認定が始まる香箱ガニのトップブランドです。このブランドに認定されるためには、特定の基準を満たす必要があります。具体的には、甲幅が9.5cm以上で、全ての脚が揃い、美しい色合いを持ち、身入りの良さが求められます。また、栄養保護や資源管理にも力を入れている漁業者のものが選ばれます。これらの条件を満たした香箱ガニは、「輝姫」の名を冠し、市場で特別に取引されることになります。

今年の初セリでは、加能ガニの最高額が500万円で落札されるなど、注目度は高まり続けています。このブランド化により、石川県産の香箱ガニのイメージと知名度がさらに向上することが期待されています。

「煌」とは?



一方、「煌」という天然能登寒ぶりのブランドも、ここで紹介しておきます。「煌」の認定は令和4年12月1日から始まり、翌年1月31日までの間に獲れたものが対象です。このブランドの認定基準には、重量14kg以上であること、12月から1月までに限定獲れたものであること、傷がなく胴回りが十分あり、鮮度を大切にすることなどがあります。特に、網揚げ休漁期間を設けたり、混獲を防止するための改良網を使用したりするなど、資源管理への積極的な取組みも重視されています。

このように県内で厳選されたブリは、新ブランド「煌」に認定されることで、その価値が一層引き立てられます。「冬の訪れの雷」となる「ぶりおこし」の季節に活きの良いブリが網にかかる様子をイメージしたロゴが印象的です。

名称とロゴの背後にある思い



「輝姫」と「煌」の名称やロゴは、石川県の漁業者たちの話し合いを重ねた結果、決定されました。両者とも、地元の文化や特性を織り込んだデザインとなっており、石川県産のブランド品としての誇りを感じさせます。特に「輝姫」は、雄のズワイガニ「輝」との一体感を抱くために名づけられ、色の統一から地域性を強調しています。

「煌」もまた、能登の祭りの象徴として「火」の要素を取り入れ、高級感を演出しています。証明書プレートには地元の県木である能登ヒバが使用されており、地域への愛情が込められています。

結語



このように「輝姫」と「煌」は、石川県の冬の食文化を豊かにし、他県との違いを際立たせる重要な役割を果たしています。これらのブランドによって、特に冬の時期に石川県を訪れる観光客や食通たちに向けた新たな魅力が発信されることでしょう。おいしい海の幸を楽しむことができる冬の石川県を、ぜひ訪れたいものです。

会社情報

会社名
石川県漁業協同組合
住所
石川県金沢市北安江3丁目1番38号石川県水産会館2階
電話番号

関連リンク

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