SGシステムとオリックスが手を組む
京都を拠点とするSGシステム株式会社が、東京のオリックス株式会社と提携し、生成AI技術を活用した新しいビジネス文書管理サービス「PATPOST」を強化しました。このたび、紙文書の電子化を支援するスキャン代行サービスが導入され、企業のペーパーレス化促進に向けた新たな一歩が踏み出されました。
スキャン代行サービスの背景
現代の企業環境において、紙文書の管理は大きな課題となっています。オフィス内に大量に保管される書類は、情報の検索や保管に多くの時間を費やし、業務の効率を妨げる要因とされています。特に最近では、ペーパーレス化のニーズが高まっており、多くの企業が紙文書の電子化に取り組んでいます。
このようなニーズに応える形で、SGシステムはオリックスと協力し、スキャン代行サービスの提供を開始しました。このサービスは、お客さまの指定した場所から直接書類を回収し、スキャン後に「PATPOST」へとアップロードする仕組みです。
スキャン代行サービスのメリット
スキャンされた書類は、画面上で簡単にテキストや表形式で確認が可能です。また、表計算ソフトに貼り付けることもでき、転記作業やデータ集計の効率が大幅に向上します。これにより、過去の手作業によるデータ入力やファイリングの必要がなくなります。
さらに、さまざまな形式のビジネス文書に対応しているため、サイズ違いや両面印刷、製本された書類でも問題ありません。「PATPOST」は日本文書情報マネジメント協会からも認証を受けており、電子帳簿保存法に対応した文書管理を提供できる点も強みです。
BCP対策の観点から見た価値
スキャン代行サービスの利用は、業務効率化だけでなく、カスタマーの保管コスト削減や災害時のリスクヘッジにも寄与します。ペーパーレス化が進むことで、紙文書の紛失や破損のリスクを軽減し、ビジネスの継続性を確保するための重要な手段となります。
SGシステムの専門性
SGシステムは、年間約14億個の荷物を扱う佐川急便におけるスキャニング業務で豊富な経験を持つ企業です。日常的に扱う送り状や伝票のスキャン業務を重ねることで、多くのノウハウを蓄積してきました。そのノウハウを活かし、今後は公的機関やさまざまな業種のお客様にもスキャニング・エントリーサービスを提供しています。
今後の展望
これからもSGシステムは、さらなるスキャン技術と物流ノウハウの提供を通じて、多くの企業の文書管理課題の解決に貢献する意向を示しています。DX(デジタルトランスフォーメーション)の進展や業務効率化を目指すすべての企業にとって、SGシステムの新しい取り組みは大いに期待されるでしょう。ぜひ、最新の「PATPOST」スキャン代行サービスを通じて、業務の効率化を実現してみてはいかがでしょうか。