株式会社メディアシークが、画像解析とバーコード読取エンジン「CamReader」をシングルボードコンピュータ「Raspberry Pi」に組み込み可能にしたことを発表しました。この革新により、Raspberry Piを活用して低コストで高性能なバーコードリーダーの構築が実現します。
「CamReader」は、メディアシークが長年にわたり携帯電話やスマートフォン向けに開発してきた技術で、医療機器から公共料金の支払い、在庫管理に至るまで多様な頭用途で広く利用されています。特に、累計3600万ダウンロードを突破しているスマートフォン向けアプリ「QR・バーコードリーダー/アイコニット(R)」の中核を成し、多くのユーザーから支持を受けてきました。
「Raspberry Pi」は、その手頃な価格と広範な利用可能性から、世界中で非常に人気が高いシングルボードコンピュータです。「CamReader」を搭載することにより、これまでのPCやスマートフォンと比較してもそのパフォーマンスが向上します。具体的には、「CamReader」がチューニングされているため、ハードウェアの限界であるメモリの小ささにも関わらず、高速で正確なバーコード読取が可能となっています。
一般的に、シングルボードコンピュータを活用したバーコードリーダーはフリーのライブラリを使っていましたが、メディアシークの「CamReader」はそのレベルを超えています。今後も、メディアシークはRaspberry Pi以外のシングルボードコンピュータや別のカメラモジュールに対しても「CamReader」の性能を高めることを目指し、様々な開発を進めていく計画です。
CamReaderについて
「CamReader」とは、メディアシーク独自に開発した画像解析・読取エンジンです。このエンジンは特に、物流倉庫での在庫管理や医療機器管理、公共料金の支払いなど、さまざまなシーンでの使用が評価されています。加えて、同社のスマートフォンアプリ「QR・バーコードリーダー/アイコニット(R)」に組み込まれており、アプリユーザーからのフィードバックをもとに日々改善・新機能が追加されています。
QR・バーコードリーダー/アイコニット(R)について
このアプリは、2012年の提供開始以来、累計3600万ダウンロードを誇り、特にJANコードの読取機能が優れています。2022年には、約1800万回の読取を達成し、多くのユーザーによって利用されています。また、楽天ポイントなどのさまざまなポイントシステムと連携しているため、「ポイ活」に興味がある方にも適しているアプリと言えるでしょう。
メディアシークは今後も、技術革新を通じて皆様により良いサービスを提供できるよう努めてまいります。
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QR・バーコードリーダー/アイコニット(R)