静岡銀行とMRIが手を組み、審査業務のAI自動化を実現
静岡銀行は、三菱総合研究所(MRI)が提供する「審査AIサービス」の導入を5月18日に開始しました。この取り組みは、無担保ローンの審査業務の自動化を図り、業務の効率性向上とスピードアップを狙うものです。AI技術を活用することで、金融サービスの質を高め、顧客への迅速な対応を実現します。
審査AIサービス導入の背景
金融業界は、ビジネス環境や市場競争が厳しさを増す中で、デジタルトランスフォーメーション(DX)が急務とされています。特に小口貸付の分野では、審査や融資判断において「迅速性」「効率性」「客観性」が求められ、お客様に対する優れたサービスを提供するためには、十分にデータを活用したいと思っています。
このような背景の中、MRIと静岡銀行は2023年8月から審査AIサービスの導入に関する取り組みを進め、2026年5月18日に実務適用に至りました。対象となるのは、静岡銀行の無担保ローンで、静銀信用保証株式会社が取り扱う案件です。
審査AIサービスの機能と特徴
「審査AIサービス」は、従来人間が行っていた審査の可否判定をAIに学習させることによって、審査業務をオンラインで自動化するシステムです。これにより、審査業務を効率的に行い、迅速な審査結果をお客様に提供することができるようになります。
主な成果
AIが瞬時に承認確率を算出し、その結果をもとに50%から80%の案件の審査を人間の介在なしにリアルタイムで行えるようになります。これにより、顧客の対応を迅速に行うことが可能となり、顧客満足度も向上します。
AIの活用により、融資判断基準や評価ロジックが一元化され、これまで経験や担当者によるばらつきがあった審査結果の一貫性も向上します。
導入コストの低減
導入はAPIを用いて行われ、大規模なシステム改修を必要とせずにスムーズに実施できる点も魅力です。金融機関それぞれに独自の審査AIシステムが構築され、メンテナンスも容易になります。
今後の展望
MRIは、AIモデルのパフォーマンスの向上を図りながら、金融機関の審査業務のDX促進に貢献していく方針です。今後も技術の進化に伴い、新たな機能が追加されることで、さらなる業務の効率化が期待されます。
まとめ
静岡銀行と三菱総合研究所の連携による「審査AIサービス」の導入は、金融業界におけるデジタル化の重要な一歩として注目されています。これにより、顧客へのサービス提供が向上し、今後のビジネス展開にも positive な影響を与えると期待されています。