神戸須磨シーワールドでバンドウイルカの赤ちゃん誕生
2025年2月2日、神戸須磨シーワールドで特別な出来事がありました。この日、当館としては初めて誕生したバンドウイルカの赤ちゃんが姿を現し、多くの訪問者を喜ばせています。深夜1時38分に生まれた赤ちゃんの性別はメスで、体長112センチ、体重は16.3キロ。母親の「ポップ」は11歳であり、彼女自身も2013年に鴨川シーワールドからやってきた経歴を持つ特別なイルカです。
出産の経過は的確に記録されており、破水が行われたのは出産前日の23時37分。クリティカルな瞬間が続く中で、深夜の静けさの中、イルカの赤ちゃんは母親の助けを借りながら無事に生まれました。現在、元気に成長しており、母親「ポップ」とともにドルフィンビーチで観察できます。観覧のお客様には、母子の体調を最優先に考慮しつつ、その愛らしい姿を楽しんでいただくことができるでしょう。
多くの人々がこの喜ばしいニュースを聞きつけ、神戸須磨シーワールドを訪れています。赤ちゃんイルカや母親の「ポップ」がどのように過ごしているのか気になる方々にとって、成長過程を見守る絶好の機会となっています。スタッフ一同も、赤ちゃんイルカが健やかに成長できるよう尽力し、訪れるお客様と共にその成長を見守る心構えで臨んでいます。
バンドウイルカについて
バンドウイルカは、英語で「Common Bottlenose Dolphin」と呼ばれ、体長はおおよそ2.5〜3メートルの間で、温暖な海域に広く分布しています。このイルカたちは、主に魚介類を食べており、神戸須磨シーワールドではサバやホッケ、ニシンといった新鮮な食事が日々与えられています。彼らの妊娠期間は約370日と比較的長く、今回「ポップ」が無事に出産を迎えられた背景には、十分な健康管理があったとも言えます。
神戸須磨シーワールドは、イルカたちとの触れ合いや学びの場を提供する「エデュテインメント水族館」として、多くの世代が楽しむことができます。バンドウイルカの赤ちゃんが誕生したことで、より多くの人々にイルカの魅力を感じていただける機会が広がりました。
観覧についてのお知らせ
ただし、母子の健康を最優先するため、観覧に関する規制がかかることがあります。その際は、スタッフからの案内に従っていただきますようお願い申し上げます。また、母子のイルカに配慮し、ドルフィンビーチで行っている「ドルフィンコミュニケーション」プログラムは一時中止となります。再開時期については公式ホームページで随時更新されるとのことなので、そちらもご確認ください。
神戸須磨シーワールドでの体験
今後も神戸須磨シーワールドでは、訪れる皆さまが楽しみながら学ぶことができる場を提供してまいります。赤ちゃんバンドウイルカの成長を通じて、皆さまの心に残る貴重な体験ができることを期待しています。神戸の海の恵みとともに、イルカたちと心温まる時間を共有しましょう。
神戸須磨シーワールドは、来場される方々とイルカたちの楽しい出会いの場となることを目指し、ますます発展していくことでしょう。