2026年度卒業予定学生の就職活動に関する最新調査結果

2024年に卒業予定の大学生や大学院生を対象に、『iroots』が実施した就職活動に関する調査結果が発表されました。この調査は2024年9月10日から15日までの期間に行われ、有効回答数は181名に上ります。以下に、注目すべき調査結果をご紹介します。

サマーインターン参加状況

26卒学生のサマーインターン参加状況について、平均参加社数は6.1社であり、最も多く参加した業種は「メーカー」で約47%を占めています。次いで「通信・システム・ソフトウェア」が34%、そして「インターネット・WEB・アプリ」が29%でした。この結果からも、製造業への関心の高さがうかがえます。

満足度の高いインターンの特徴

インターンシップの満足度に関する質問では、「社員と交流する機会が多い」という回答が53%と最も多く、良好な印象を受けた理由として挙げられました。

一方で、本選考に進みたくないと回答した学生の多くは、「事業内容に興味を持てなかった」という理由を挙げており、これが33%と最多でした。これは、企業の提供する内容や環境が学生の選択に大きく影響することを示しています。

秋・冬インターンの目的

冬季もしくは秋のインターン参加予定社数は平均で3.4社で、参加の目的としては「特別な選考ルートを期待するため」という回答が57%を占め、特別感を求める声が目立ちました。これも、新卒採用における学生の選択肢の一つとして、魅力的なルートがあることが重視されています。

選考ステータスと今後の展望

2024年の9月時点では、68%の学生が「インターンシップや説明会に参加中」と答え、本選考のエントリーを進めている様子が伺えます。さらに、本選考のエントリー予定社数は「11社以上」が最も多く、37%に上ります。これに関連して、エントリーの重視する要素としては、76%が「事業内容」と「給料や福利厚生」を同程度に重視していることが特徴です。

調査の最後には、学生が希望する就活終了時期についても触れられ、46%が「2025年4月～6月」を挙げました。これは、多くの学生が早めに就職活動を終了したいと考えていることが示唆されます。

まとめ

『iroots』は新卒学生向けのスカウトサービスを提供しており、自己理解を深めるためのさまざまなツールを用意しています。日本の製造業やIT業界に対する関心が強まる中、これからの就職活動の動向も注視したいところです。学生たちは新たな価値観やスタイルに基づいて、より良い就職先と出会うための努力を続けています。今後の彼らの活躍に期待が寄せられています。