大谷本廟で迎える夏の朝のひととき「朝の法座」開催のお知らせ

大谷本廟での「朝の法座」開催

2025年7月20日（日）から22日（火）にかけて、京都市東山区に位置する大谷本廟で「朝の法座」が開催されます。このイベントは誰でも参加することが可能で、加えてYouTubeでも配信されるため、自宅からでも楽しむことができます。参加費はなんと無料です。

「朝の法座」の歴史

「朝の法座」は1957年に「黎明講座」として始まり、今年で68回目を迎えます。京都市内では「暁天講座」としても知られ、お盆の法話としてスタートしました。大谷本廟を含む多数の寺院で、毎年恒例の行事として親しまれています。この法座は、早朝の清々しい時間帯に仏と向き合う貴重な機会です。

講師陣の紹介

今年の「朝の法座」では特に注目すべきは、多彩な講師陣です。7月20日には牛尾かおりさんが「思い通りにならない人生」をテーマに語り、7月21日には山田孝彦さんが「仏法を主とし世間を客人とせよ」という講演を行います。そして、7月22日には水本高史さんが「御仏花を立てさせていただいて」というテーマでお話しします。それぞれの講師が持つ独自の視点や経験を通じて、参加者は新たな気づきを得ることでしょう。

早朝の心地よい硝子のような空気

「朝の法座」では、早朝からゆっくりとした時間を過ごしながら、心を整えることができます。この期間にあたる7月は、特に蓮の花が見頃を迎えます。大谷本廟の入り口にある「めがね橋」の池や、仏殿横に咲く「大賀蓮」は、早朝の気持ち良い空気のなかでめでることができます。蓮の花は日の出と共に開花し、最も美しい姿を見せるのが朝8時から9時の間です。このちょうど「朝の法座」が終了する前後のタイミングが絶好の観賞時間となります。