LCAエキスパートセンターがISMS認証を取得
2025年10月、株式会社LCAエキスパートセンターは情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)の国際規格である「JIS Q 27001:2025」を取得したことを発表しました。この認証は、同社の情報管理体制が国際的な基準に適合していることを第三者機関が正式に確認したものです。
ISMS認証取得の背景
LCAエキスパートセンターは、環境影響の算定やカーボンフットプリントの支援を行い、企業の脱炭素化を促進するサービスを展開しています。近年、環境データの利用が進む中で、サプライチェーンの機密情報や排出データを取り扱う機会が増加しており、これに伴いより厳格な情報管理が求められるようになりました。このため、クライアントや関連機関が安心してサービスを利用できるよう、同社はISMS認証の取得に取り組みました。
具体的な認証内容
今回の認証取得によって、以下の業務が登録範囲に含まれています。
- - LCAエキスパートサービス事業
- - LCAの検証・評価事業
- - LCA算定支援ツールの開発と販売
登録番号は「J0819」であり、2025年10月15日に認証登録され、2028年10月14日が有効期限です。この認証は、エイエスアール株式会社によって付与されています。
今後の展望
代表取締役社長の神崎昌之は、ISMS認証を取得したことに対して「当社はLCA事業を通じて社会に貢献し、ステークホルダーの期待に応えることを使命としています」と述べました。特に個人情報を含む情報資産の保護を経営の最重要課題と位置づけ、認証されたISMSの運用だけでなく、継続的な改善にも取り組む姿勢を強調しています。
LCAエキスパートセンターとは
LCAエキスパートセンターは、ライフサイクルアセスメント(LCA)に特化した日本の企業です。製品やサービスの環境影響をデータとして定量化し、カーボンフットプリントの算定はもちろん、EPD取得の支援なども行っています。自動車や素材、化学業界など、様々な分野における環境対応を総合的にサポートし、特に業務効率化ツール「MiLCA」の提供に力を入れています。
結論
LCAエキスパートセンターのISMS認証取得は、同社が情報セキュリティと環境対応の両立を目指して努力している証です。今後もこの姿勢を保ちながら、持続可能なサービスを提供し続けることを期待します。