教育における新しい試み「ほんのれん」
中高生や大学生の育成において、問う力や対話の力は今や不可欠な要素となっています。編集工学研究所と河合塾、さらにKEIアドバンスとの提携による「ほんのれん」プロジェクトが始動。これは、参加者が自らの問いを発見し、他者との対話を促進することを目指す心温まる取り組みです。教育機関向けに、無料体験会も実施され、関心が高まっています。
出発点としての問い
今日の社会では既存の正解を追求するのではなく、自分自身で問いを見つけることが求められています。しかし、その方法に困惑する人々も多くいることでしょう。そこで、「ほんのれん」が提案するのです。これは、新たな問いや見方を発見するための対話型ワークショップです。参加者は、他者の意見や本から得られる知識を通じて、思考を深める体験をすることができます。
「ほんのれん」とは何か
「ほんのれん」とは、読書と対話を通じて新たな気づきを生み出すためのプログラムです。2023年からスタートし、全国の学校や企業で導入が進んでいます。このプログラムは、参加者が本を媒介にして、人々のつながりを創出し、さらには新しい文化を育むことを目指しています。
ワークショップでは、用意された「ほんのれん旬感ノート」を使用し、30種類以上のテーマから問いを選ぶことができます。このノートを持参することで、スムーズに対話を行う準備が整います。
誰が対象か
特に教育関係者を対象とした「ほんのれん」の理念に共感し、実際に体験者になることで、自らの授業やコミュニケーションを深める機会を得られます。中学・高校・大学の教員はもちろん、教育委員会の職員にも参加をお勧めします。
開催情報
体験会は2025年10月25日(土)から全国3か所で行われます。東京、大阪、福岡での開催が決定しており、参加は無料です。各回の定員は40名で、申し込みは先着順です。
日時:2025年10月25日(土)14:00-16:00 住所:河合塾本郷校(東京都文京区)
日時:2025年11月30日(日)14:00-16:00 住所:河合塾大阪校(大阪府大阪市)
日時:2026年1月31日(土)14:00-16:00 住所:河合塾福岡校(福岡県福岡市)
参加者の声
これまでの参加者からは、「対話を通じて新しい自分が見つかる」といった感想が寄せられています。さらに、対面でのコミュニケーションが増え、同僚との関係性が深まった事例も報告されています。
新たな学びの場へ
「ほんのれん」のワークショップを通じて、問う力や対話の力を育むことは、未来に向けた重要な投資です。教育関係者同士のネットワーク構築や、より効果的な学び方の模索といった観点からも、この体験会に参加してみる価値があります。
興味がある方は、ぜひ期日までにお申し込みください。教育の未来を共に考えていくための第一歩として、「ほんのれん」は多くの可能性を秘めています。