青森県のオープンイノベーション
2025-02-25 14:24:23

青森県のオープンイノベーション最終成果発表会が開催!新たなビジネス創出を目指して

青森県のオープンイノベーション最終成果発表会



2025年2月21日、青森市内の新町キューブ グランパレにおいて、青森県と株式会社eiicon(エイコン)が共同開催した「AOMORI OPEN INNOVATION PROGRAM 2024『Blue Ocean』最終成果発表会」が行われました。このプログラムは、青森県内企業と全国の企業との 共創によって新たな価値を創造することを目的としたもので、今年度の成果が発表されました。

本発表会では、青森県内の3社のホスト企業と、全国の3社のスタートアップ企業が参加し、合計3つのプロジェクトが紹介されました。それぞれのプロジェクトの内容を詳しく見ていきましょう。

1. あおもり藍の抗菌・消臭・スキンケア効果で実現する「裏表のない」ユニバーサルウェア



このプロジェクトは、あおもり藍産業株式会社とHONESTIES株式会社によるものです。藍染めの技術に、新たに開発された藍エキスを用いた成分染め・加工から、誰もが安心して着られる衣服の実践を目指しています。従来の染め技術から一歩進んだこのアプローチにより、安全性が確保され、さらには大規模な流通体系の構築が期待されています。

2. 青森の自然と美が織りなす未来へ – 地域資源を活かしたサステナブルな美容革命



有限会社まごころ農場と株式会社インフィニートインターナショナルが連携するこのプロジェクトは、青森の基幹産業であるりんごに注目、摘果りんごという未利用資源を活用して新たな美容製品の開発に挑戦しています。りんご由来の美容成分の抽出や品質検証を進め、商品化を進めるホープに満ちた取り組みです。

3. ごみの山を宝の山に。ホタテの貝殻を活用したイノベーション。



株式会社山神と甲子化学工業株式会社によるこのプロジェクトでは、貝殻の廃棄ゼロを目指し、「ほたて貝殻パウダー」を利用した新しい製品の開発が進行しています。具体的には、豪雪地帯特有のニーズを反映させた新しい雪かきスコップの開発が進行中で、将来的には廃棄物からの観光資源の創出を目指しています。

発表会の重要性と参加者の反応



この発表会は「Design×Open Innovation成果発表会」と合同で開催され、特許庁と県が推進する知的財産を活用した地域競争力の強化を目的としていました。多くの県内企業、大学、自治体、産業支援機関、金融機関の参加を得て、地域のイノベーションが今後どのように進化していくのか、多くの期待が寄せられています。

今後の展望



プロジェクトに関与した3社は、発表会終了後も共創を続け、新たなビジネスの創出を目指す意向を表明しています。これにより、青森県の地域資源を活かしたオープンイノベーションの活性化が、一層期待されています。青森県ならではの豊かな自然と技術力を背景に、新たなビジネスモデルが生まれることを願っています。

地域産業の持続可能な発展を志向したこの試みは、青森県にとって新時代の到来を告げる重要なステップとなるでしょう。


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会社情報

会社名
株式会社eiicon
住所
東京都文京区後楽2-2-23住友不動産飯田橋ビル2号館 3F
電話番号
03-6670-3273

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