2024年日本・ASEAN学生会議の開催へ
2024年1月、官民の支持を受けて日本とASEAN諸国、東ティモールからの大学生約100名が一堂に会する「日本・ASEAN学生会議」が宮城県や東京を中心に実施されます。この会議は、国際交流事業「JENESYS」の一環として開催され、参加者たちは共通の課題に対する意識を高め、それぞれの国の文化や持続可能な社会について議論を交わす貴重な機会となります。
【開催の背景と目的】
本会議の目的は、参加者が日本とASEAN諸国、さらに東ティモールの大学生同士のネットワークを構築し、海洋安全保障、気候変動、文化保存など、アジアに共通する課題に対しての理解を深めることにあります。新たな視点を持つことで、参加者は自国の持続可能な発展にも寄与する知見を得ることが期待されます。
【2024年1月のスケジュール】
会議は1月14日から21日までの間に行われ、数日間にわたってオリエンテーションや基調講演が行われる予定です。
日本アセアンセンターでの基調講演を皮切りに、多様な活動が展開されます。
参加者は「海洋安全保障・法の支配」、「気候変動・エネルギー」、「文化保存・教育」の3つのテーマに分かれ、それぞれのテーマに関連した視察を行います。また、専門家による講義や分科会も予定されています。
【視察先と交流】
例えば、海洋安全保障をテーマにしたグループでは、海上保安庁や関連団体を訪問し、実際の活動や取り組みを学びます。気候変動に関する視察では、千葉商科大学での活動を通じて具体的な問題に対する解決策を探ります。文化保存を扱うグループは、栃木県の伝統工芸について学びながら地域の理解を深めます。
それぞれのグループは、地域の家庭を訪れ、直接的な交流を通じて日本の文化を体験する機会も設けられています。これにより、単なる参加者間の知識交換だけに留まらない旬の体験が出来るでしょう。
【成果報告と展望】
最終日には、各グループで得られた学びや提言をアクション・プランとして発表し、参加者同士でのネットワークをさらに強化します。また、SNSを通じて学生たちが自らの体験や日本での学びを世界に発信することで、国際的な視点の醸成も促進されることでしょう。
この日本・ASEAN学生会議は、未来を担う若者たちがアジア地域の課題に真剣に向き合う一歩となります。彼らがこの機会をいかに活かすか、今後の展開に注目です。
【お問い合わせ】
本プログラムに関する詳細は一般財団法人日本国際協力センター(JICE)までお問い合わせください。
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