SMBC日興証券の参画が意味するもの
東南アジアのディープテック企業にとって新たな展望が開かれました。UntroD Capital Asia Pte Ltdが運営する「Real Tech Global Fund 2(RTFG2号)」が、SMBC日興証券の参画を発表しました。これにより、同ファンドは東南アジアのディープテックスタートアップの東京証券取引所上場を見据えた成長支援体制を、より強化することになります。
東南アジアのスタートアップとの連携
これまで、東南アジアのスタートアップにとってエグジット手段は主にM&Aでした。しかし、近年日本市場、特に東京証券取引所への上場が注目されています。この流れに乗り、2024年には東証が「アジア・スタートアップ・ハブ」を立ち上げる計画も進行中です。このプログラムはアジアの有望なスタートアップの日本進出とIPOを支援するもので、SMBC日興証券はその公式パートナーとして、両地域の資本市場を結びつける役割を果たします。
SMBC日興証券の戦略的意義
この参画はRTFG2号にとっても、SMBC日興証券にとっても重要な意味を持ちます。RTFG2号にとっては初めての大手証券会社の組合員であり、SMBC日興証券は初の東南アジアのディープテック・ベンチャーキャピタルファンドへの投資となります。
SMBC日興証券は日本市場において産業改革を伴うIPOや先端的な案件を積極的に展開しており、また、外国企業の上場においても先駆的な実績を持っています。これにより、UntroDが培ってきた経験と知識をもとに、投資先スタートアップに迅速かつ実践的な上場準備支援を可能にします。
今後の展望
UntroDは今後も、東南アジアディープテック企業の日本市場への進出を支援することで、両地域のイノベーションエコシステムを構築していく狙いです。また、日本企業との協業を促進し、中長期的な成長戦略をサポートすることで、アジアと日本の資本市場の相互の連携を強化していく見込みです。
SMBC日興証券の参画により、次世代のディープテック企業が迅速に成長し、東南アジアからのユニコーン創出が期待されます。
UntroDとは?
UntroDは2015年に設立され、地球や人類の課題解決を目的とした革新的なテクノロジーを持つスタートアップを支援するための「リアルテックファンド」を運用しています。累計で400億円以上を運用し、社会に必要な技術を社会実装できるよう尽力しています。
今回のSMBC日興証券の参加を機に、さらなる成長が期待されています。