ユーミンが応援する能登エールアートプロジェクトの始動
2024年1月に発生した能登半島地震から1年半が経過し、被災地への関心の風化が懸念されています。この現状を受けて、エフエム石川はその設立35周年を記念し、松任谷由実(ユーミン)さんと共に「能登エールアートプロジェクト」を開始しました。このプロジェクトの主な目的は、全国からの「思い続けることが支援になる」というメッセージを能登地域に届けることです。
アートを通じた応援の輪を広げる
本プロジェクトでは、ユーミンの代表曲の世界観を基にした絵ハガキを全国から募集し、能登での展示や活用を行います。具体的には、ユーミンの名曲「acacia[アカシア]」、「ひこうき雲」、「やさしさに包まれたなら」、「春よ、来い」、「守ってあげたい」の5曲から1曲を選び、それをテーマにしたアートを描いた絵ハガキが応募対象です。
特に「acacia」は石川県内灘町の花をテーマに作られた楽曲であり、ユーミンがこの地と深い関わりを持ち、「第二の故郷」として能登を応援しています。これにより、個々の視点から能登への想いを表現できる機会が提供されます。
応募の概要
プロジェクトへの参加は非常にシンプルで、誰でも年齢や地域を問わず応募できるのが特徴です。参加者は、100×148mmの郵便ハガキに選んだ楽曲に基づいたアートを描き、能登への応援メッセージを添えて、指定の宛先に郵送するだけです。応募期限は2025年7月27日から10月31日までとなっており、当日消印が有効です。
また、集まったアートはのと鉄道の車内や駅舎、輪島のワイプラザなど能登の多様な場所で展示される予定です。これにより、地域の人々が日常の中でアートを通じて応援の気持ちに触れることができます。
忘れないという支援の形
このプロジェクトは、「風化させない」を理念に掲げています。1年半が経過し、関心が薄れつつある中で改めて能登への思いを喚起し、「忘れない」という支援を全国に呼びかけます。絵ハガキ1枚から始まる支援の形が、未来へとつながる架け橋となることでしょう。
結び
松任谷由実さんの協力を受けて進行するこの「能登エールアートプロジェクト」。アートを通じて、全国の人々が能登とその復興を思い続ける支援を行うことで、この美しい地域を再び輝かせる手助けとなります。参加方法や詳しい情報については、エフエム石川の特設ページをチェックしてください。
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