大阪信愛学院小学校が新たに導入する英会話学習プログラム
大阪信愛学院小学校(大阪市城東区)は、2025年9月8日より、AI技術を駆使した新しい英会話プログラムを導入する。このプログラムでは、最先端のAIモデルを使った個別練習に加え、フィリピン人のネイティブ講師による実践授業をメタバースの環境で体験できる。この取り組みは、児童の主体性を引き出し、「知っている英語」から「使える英語」への転換を意図したものだ。
英語教育の課題と新たな視点
昨今のグローバル化の波は、英語教育そのものにも変革を求めている。文部科学省が改訂した学習指導要領では、英語の四技能—読む、書く、聞く、話す—を総合的に育成することが重視されている。しかし、特に「話す」能力を高めるためには、実践的な機会が必要である。大阪信愛学院小学校では、従来の国際交流を通じて児童に英語を体験させる活動を行ってきたが、今回の新プログラムは「伝わる喜び」を実感できるような環境作りを目指している。
この取り組みは、Classmate株式会社、合同会社HIGH5、合同会社zeegloと協力し、最先端のAIとネイティブ講師を融合させた先駆的な試みと言える。
新プログラムの特徴と利点
1.
AIとネイティブ講師によるハイブリッド学習
最新のAIモデルは、児童一人ひとりに応じた個別最適化された学習を提供し、フィリピン人講師との授業では実践的なスキル向上に集中できる環境を整える。AIのサポートにより、児童は効率的かつ効果的に学ぶことができる。
2.
日本語による安心サポート
英会話初心者が感じやすい確率不安を軽減するため、AIが日本語でヒントを提供する。これにより、スムーズに会話に挑むことができ、積極的な学習態度が育まれる。
3.
「伝わる体験」へのスムーズな接続
AIによる事前練習がフィリピンのネイティブ講師との授業へと自然に繋がるカリキュラム設計となっていて、児童は「英語で伝達する楽しさ」をしっかり体験できる。この体験が自信を持つきっかけとなり、さらに主体的な学びが促進される。
未来のグローバル人材育成を目指して
大阪信愛学院小学校は、今回新たに導入するプログラムを通じて、子どもたちが楽しみながら挑戦できる学習環境をさらに発展させる。AIとネイティブ講師の協力により、未来の国際社会で必要とされる「使える英語力」と「異文化コミュニケーション能力」を育むことを目指す。
教育の場でも、時代の変化に柔軟に対応するために最新技術と人間の強みを組み合わせたプログラム開発に取り組み続け、児童一人ひとりの可能性を最大限に引き出す学びを提供していく考えだ。
プログラムの実施概要
- - 日時: 2025年9月8日(月)14:55~15:40
- - 場所: 大阪信愛学院小学校 英語PC教室
(大阪府大阪市城東区古市2-7-30、今里筋線「新森古市」駅1番出口より徒歩約5分)
- - 対象: 小学校Englishクラブ3名(4年生1名、5年生1名、6年生1名)
学院について
大阪信愛学院は、大阪市城東区に位置し、認定こども園から大学までを有する総合教育機関だ。1884年の創立以来、カトリック精神に基づいた人間教育を土台に、常に時代に応じた質の高い教育を行っている。