シナジーとホタテ
2024-01-19 15:27:15
株式会社シナジーがベトナムで日本産ホタテの新たな販路を開発
株式会社シナジーが進めるホタテの新たな輸出プロジェクト
株式会社シナジーが、このたびベトナムの国営企業「ハーバースター社」と提携し、日本産ホタテの輸出と加工に特化した一括管理システムを構築しました。このプロジェクトは2023年12月に本格稼働し、日本の水産業界に新たな可能性をもたらすと期待されています。
背景と目的
国内水産業は、従来の輸出先である中国や香港市場の影響を受けて変化の時期を迎えています。そのような中、株式会社シナジーは、新たな販路を開拓するためにベトナムのエネルギー開発などを手がける大手企業、ハーバースター社と提携しました。これにより、国内の水揚げされたホタテの新たな需要を喚起し、鮮度の高い製品を現地のニーズに応じて加工することが可能になります。
ハーバースター社との提携
ハーバースター社は、ホーチミン市に本社を構え、ロンタイン国際空港や国内の新幹線建設など、大規模なプロジェクトに関与する国営企業のひとつです。この企業との提携により、日本産ホタテの新規需要を開拓し、ベトナムの市場での競争力を高めることが目指されています。
VASEPとの協力
また、ベトナム海産物加工業界の主要団体であるVASEPとも連携し、地域の水産加工組合とも協力していきます。ホーチミン周辺には小中規模の加工工場が多数存在しますが、各工場の加工量には限界がありました。そこで、既存の加工施設を有効活用し、効率的にホタテの加工を行い、販路の拡大を図ります。
今後の展望
今後、シナジーは、加工後のホタテを一括管理するシステムを導入し、1日に加工可能な量を500トンに増やす計画です。ベトナムでの成功をもとに、さらにアメリカや韓国など、他国への販路拡大も視野に入れています。こうした取り組みにより、日本の水産業の新しい成長が期待され、国際市場での競争力を高めることができるでしょう。
この新プロジェクトは、シナジーの事業戦略において重要な役割を果たすと同時に、地域の雇用の創出にも寄与することが見込まれています。
会社情報
- 会社名
-
株式会社シナジー
- 住所
- 大阪府大阪市西区新町1-29-7
- 電話番号
-
06-6539-1011