AI駆動のプログラム管理を実現する「Canopy」
2023年、ティーエスアイ株式会社が新たに提供を開始したAIネイティブなプログラム管理SaaS「Canopy(キャノピー)」は、アクセラレーションプログラム、CVC、オープンイノベーション部門の運営者に向けた革新的な支援ツールです。このサービスは、スタートアップを支援するための多くの業務を効率化し、運営者が抱える課題を根本から解決することを目指しています。
背景:手作業に依存した業務の現状
スタートアップを支えるアクセラレーション業務では、運営者が面談メモの整理やKPIの管理、各企業に合わせたパートナーの選定、ステークホルダーへの報告といった多岐にわたる業務を担っています。支援対象が増えると、運営者が各社にかける時間は次第に薄まり、質の高い支援が難しくなるというジレンマが生じます。Canopyは、この「運営者の時間」をAI技術によって拡張するために開発されました。
Canopyの機能
「Canopy」にはいくつかの主要な機能があります。
Sprout(スプラウト)
この機能は、面談メモを自動的に取り込み、進捗状況やKPI、次のアクションを構造化されたデータに整理します。運営者は提案された内容を簡単に確認・承認するだけで、データ記録から解放されるのです。
AI Radar
AI Radarは、各スタートアップに適した外部パートナー(実証先や協業企業など)を継続的に探索し、その相性をランク付けした提案リストを提供します。提案は運営者が確認するまで外部には通知されず、適切なパートナーとの接続をスムーズにはかります。
健全性(Health Score)
この機能は、KPIの達成度や進捗、マッチングの状況を信号(🟢🟡🔴)として可視化し、プログラム全体の健康状態を一目で把握することを可能にします。「AIが提案し、人が判断する」というプロセスで、運営者の意思決定を迅速かつ的確にサポートします。
実績に基づく開発
Canopyは、ティーエスアイが運営するアクセラレーションプログラム「Forge」での運用を経て、本格提供が開始されました。現場での使用経験を踏まえた上で、実際に会社の問題解決に役立つ機能のみを選りすぐって実装されているため、信頼性が高いと言えるでしょう。
提供概要
サービス名:Canopy(キャノピー)
対象:アクセラレーションプログラム運営者、CVC、オープンイノベーション部門
提供形態:SaaS(クラウド)
料金:詳細はお問い合わせください
デモ予約は公式サイトから可能です。
今後の展望
ティーエスアイは、Canopyを展開することで、アクセラレーション業務の革新を目指します。また、コンテストや選考の運営に関連するプラットフォーム「Contestiva」と組み合わせることで、スタートアップ育成の流れを通じた支援体制を整えていく計画です。「事業の育成を通じて日本の未来をつくる」という理念に基づき、支援者の時間を効率よく取り戻し、スタートアップエコシステムを底上げすることに取り組みます。
代表の声
「アクセラレーションプログラムの価値は、とにかく運営者が一社一社にどれだけ向き合えるかにかかっています。しかし、支援対象が増えれば増えるほどその時間は限られています。Canopyは、その時間をAIによって取り戻すツールです。私たちが実際に「Forge」の運営で役立つと実感した機能だけを形にしました」
ティーエスアイ株式会社の代表取締役社長、熊谷孝幸はこのように語っています。
会社概要
ティーエスアイ株式会社(TSI)は、京都府京都市に本社を構えるインキュベーション企業です。スタートアップ支援のための資金調達、業務提携支援、M&Aアドバイザリー業務などを行っています。会社の詳細情報は公式サイトをご覧ください。