高校生向けメタバース就活イベント「ジョブドラフトFes」がスタート！

高校生向けメタバース就活イベント「ジョブドラフト～メタバースFes～」の開催！

2025年9月8日から2026年3月末まで、高校生向けのメタバース空間での合同企業説明会「ジョブドラフト～メタバースFes～」が開催されます。このイベントは、ジンジブ（大阪市）が主催し、東京都の「Be Smart Tokyo」プロジェクトの一環として実施されます。大日本印刷株式会社（DNP）やmonoAI technology株式会社の技術協力を受けて、メタバース空間での新たな就職活動の形を提案します。

メタバースFesとは？

「ジョブドラフト～メタバースFes～」は、高校生が自らのペースで企業情報にアクセスできる全く新しい形の合同企業説明会です。全国の高校生は、メタバース内でアバターを通じて自由に移動し、関心のある企業のブースに訪れることができます。この仕組みを通じて、高校生は時間や場所に縛られずに働く世界を体験し、様々な職業への興味を深めることができます。

特に、就職活動中の高校生にとっては、数回訪れるだけでも幅広い企業情報を得るチャンスとなります。また、進路を決める際のキャリア教育としても活用できるため、将来に向けた自分のビジョンを描く手助けとなるでしょう。

高校生が直面する就職の課題

近年、高校生の就職活動においては、求人倍率が上昇していることから、注目を集めています。しかし、その一方で早期離職率の高さが問題視されています。厚生労働省の調査によると、新規高卒就職者の3年以内の離職率は38.4%に達しており、高校生と企業の間でのミスマッチが課題となっています。
こういった現実から、より多くの企業の情報に早期にアクセスし、自分に合った職業を見つけるための環境整備やキャリア教育の強化が求められています。

充実したイベント内容

「ジョブドラフト～メタバースFes～」の特長として、以下の3点が挙げられます。

1. 全国の高校生が自由に参加できる
メタバース内には全国20エリアが設定され、各エリアで興味のある企業のブースに自由に訪問することができます。参加費用は無料であり、いつでもどこでもアクセス可能です。

2. 多様な企業にアクセスできる機会
従来の合同企業説明会に比べて、何度でも訪れることができるため、自分の興味や関心を広げる絶好のチャンスです。多くの企業と触れ合うことで、職業選択の幅も広がります。

3. キャリア教育プログラムの充実
適職診断ツールや就活相談のアバターも用意されており、企業のブースではインターンシップ情報や就職に関する詳しい情報も得られます。また、参加すると「ジョブドラフトコイン」がもらえるなど、楽しみながら学べる要素も盛り込まれています。

参加方法と今後の展望

参加は学校単位での申し込みも可能ですが、個人での申し込みも受け付けています。興味がある企業情報を簡単に取得できるこのプラットフォームは、今後リアルタイムで企業と高校生が対話できる機能の導入も計画されています。

このような取り組みを通じて、高校生の将来のキャリア選択をサポートすることを目指し、企業と生徒との新しい関係性を築いていくことに期待が寄せられています。