ユカイ工学の「猫舌ふーふー」が米TIME誌で評価
ユカイ工学株式会社が手掛ける「猫舌ふーふー」が米TIME誌の「BEST INVENTIONS OF 2025」に名を連ねました。このロボットは、食べ物や飲み物を冷ますことに特化した便利なアイテムとして注目を集めています。この受賞は、ユカイ工学の製品が国際的に評価される証であり、同社にとっては大きな名誉となりました。
TIME BEST INVENTIONSとは
「TIME BEST INVENTIONS」は、米TIME誌が毎年選考するもので、世界中の画期的な発明を取り上げる際に、技術革新や持続可能性をテーマにした製品などが評価されます。今年は300件の最優秀発明賞と、100件の特筆すべき製品が選出されました。これにより、革新的な技術が日常生活に与える影響が再評価される機会ともなっています。
「猫舌ふーふー」は、熱い飲食物を冷ましてくれるロボットとして、子育て中の家族や猫舌の人々の生活をサポートするために設計されました。この製品は、食卓の新しい仲間としての地位を確立し、便利さと楽しさを同時に提供しています。
「猫舌ふーふー」の魅力
この小さなロボットは、飲食物にそっと寄り添い、内蔵の小型ファンを使ってやさしい風を送り、熱を冷やします。その簡単な操作方法は、しっぽのボタンを長押しするだけ。約5分間の運転後、自動的に無停止となります。また、カップやお皿にしっかりと固定できる設計ですので、安心して熱い飲み物を冷ますことができるのです。
本体はUSB Type-Cで充電でき、電池交換の手間もありません。1回の充電で約60分使用でき、充電時間もおよそ2時間です。コンパクトなサイズ感も魅力で、食卓に置いても邪魔にならないデザインが嬉しいポイントです。
開発の背景
「猫舌ふーふー」の誕生には、実際の生活に根ざした問題意識がありました。特に、小さなお子様を持つ親の間で「ふーふー」をする行為は日常的ですが、その手間を軽減したいという思いから開発が始まりました。多くの大人も「猫舌」であるため、誰もが共感できる課題として製品化が進められたのです。
ユカイ工学株式会社の取り組み
ユカイ工学は、コミュニケーションデザインやロボティクス、IoTを活用した製品開発を行なっています。最新の技術を駆使してユーザーのニーズに応え、新しい製品を生み出しています。今後、さらに多様な製品を展開し、社会に寄与していくことが期待されます。
製品仕様
- - 本体カラー:ミルク、さくら、チョコ
- - 充電池:充電式リチウムポリマー電池
- - サイズ:W47mm × D65mm × H80mm
- - 重さ:約110g
- - 使用環境温度:10℃ ~ 35℃、湿度:20% ~ 80%
ユカイ工学は、その豊富な経験を元に今後もユニークな製品を開発し続けるでしょう。私たちの日常生活をさらにユカイにしてくれるアイテムとして、「猫舌ふーふー」の活躍に期待が高まります。