JAXAベンチャー「天地人」が室蘭展示会に出展 - 人工衛星データ活用した漏水リスク管理システム「天地人コンパス 宇宙水道局」を紹介 -
株式会社天地人(東京都中央区)は、2024年7月31日に室蘭市で開催される「日本水道協会 北海道地方支部総会併設 室蘭展示会」に出展することを発表しました。
同社は、第7回インフラメンテナンス大賞 厚生労働大臣賞や、日本DX大賞 サステナビリティトランスフォーメーション部門 優秀賞を受賞した、水道管の漏水リスク管理業務システム「天地人コンパス 宇宙水道局」を展示します。
「天地人コンパス 宇宙水道局」とは?
「天地人コンパス 宇宙水道局」は、複数の衛星データやオープンデータから約100m四方の範囲内で漏水リスクの可能性区域を5段階で確認・管理できるクラウド型のシステムです。
本システムは、人工衛星から取得した膨大なビッグデータを活用し、気候変動の影響も踏まえた漏水リスクを事業体ごとに評価します。さらに、AIによる機械学習で統計学的な解析を行い、評価精度を向上させています。
漏水リスクの可視化と効率的な管理
「天地人コンパス 宇宙水道局」では、漏水リスクの評価結果をモバイルPCでいつでもどこでも確認することができます。現場での漏水調査の結果の入力・管理も可能で、効率的な漏水対策を支援します。
効果は?
2022年度に行った内閣府との実証実験や他自治体へのヒアリングを通して、「天地人コンパス 宇宙水道局」は点検費用を最大65%削減、調査期間を最大85%削減できる効果が期待されています。
省庁や自治体から高い評価
技術力の高さと導入ハードルの低さが評価され、厚生労働省、国土交通省、総務省などの各省庁が実施する「第7回インフラメンテナンス大賞」では厚生労働大臣賞を受賞しました。2023年のサービス提供開始から1年で、東京都水道局様をはじめとする17自治体様に採用されています。(2024年7月現在)
天地人コンパス 宇宙水道局の主な機能
1.
人工衛星データの活用:複数の人工衛星から膨大なビッグデータを取得し、気候変動の影響も踏まえた漏水リスクを事業体ごとにご提案します。
2.
AIによる漏水リスク評価:複数の人工衛星が観測したデータやオープンデータ、劣化・腐食要因や漏水発生情報等から機械学習(AI)を用いて統計学的に解析することで、評価精度を向上しています。
3.
評価内容の確認・管理:クラウド型の漏水リスク管理業務システム「天地人コンパス 宇宙水道局」での評価内容を、モバイルPCによっていつでもどこでも確認可能です。現場での漏水調査の結果の入力・管理も可能となります。
4.
検証・課題抽出:漏水調査結果や市民からの通報内容をナレッジ情報として図面上に保存・印刷できます。また、AIに学習させることで解析精度を高めることが期待できます。
まとめ
「天地人コンパス 宇宙水道局」は、人工衛星データとAI技術を組み合わせた革新的な漏水リスク管理システムです。水道インフラの維持管理における課題解決に貢献し、より安全で効率的な都市環境の実現に貢献することが期待されます。
会社概要
会社名:株式会社 天地人
所在地:東京都中央区日本橋1丁目4−1日本橋一丁目三井ビルディング5階
代表者:代表取締役 櫻庭 康人
事業内容:衛星データを使った土地評価コンサル
サイトURL:https://tenchijin.co.jp/
Twitter:https://twitter.com/tenchijin_pr
Linkedin:https://www.linkedin.com/company/tenchijin/