『ニセコモデル』開始から1ヶ月で過去最高の実績
北海道のニセコエリアで、「ニセコモデル」として知られる新たな交通システムが、開始から1ヶ月で2万件を超える乗車を達成し、過去最高のペースで進行しています。この取り組みは、一般社団法人北海道ハイヤー協会、倶知安町、ニセコ町、蘭越町、そしてGO株式会社によって進められており、訪日外国人の移動をサポートする重要な役割を果たしています。2026年3月15日までの期間中、このシステムはラストワンマイルの輸送を保障するものとして稼働し続ける予定です。
【記録的な乗車数】
特に12月29日には、過去最高の840件を一日に記録するなど、非常に好調なスタートを切っています。今年の同時期に比べると、乗車件数は大幅に増えており、昨年の17,938件を上回る20,075件に達しました。平均的には1日あたり約88件の増加が見られ、マッチング率も昨年同期比で1.9ポイント改善し、全体で84%という高水準を維持しています。この成功の背景には、99%が外国からの観光客であり、特にアメリカ、オーストラリア、香港、シンガポールからの訪問者が多いことが挙げられます。
【応援隊の活躍】
『ニセコモデル』の円滑な運営を支えている要因の一つが、隣接する交通圏からの協力です。特に繁忙期には、岩内余市圏から最大7台のタクシーが応援隊として稼働しており、クリスマスや年末年始などの忙しい時期に供給力を大幅に向上させています。利用者からは、「雪の中でも運転が安全で親切だった」との声が多数寄せられており、質の高いサービスが評価されています。
【今後の展望】
次の大きなターニングポイントは旧正月の時期になります。そのため、効率的な運行を続けながら、シフト調整や待機場所の工夫を行い、さらなる利用者の増加を目指していく計画です。システムの運営や設備面でも、参加自治体や事業者が連携を強めており、北海道ハイヤー協会をはじめとする各団体が役割を果たしています。
【各団体の役割】
- - ハイヤー協会: 運輸局への要請や全体スキームの構築を担当。
- - 町役場: 乗務員の宿舎提供や全体事業の進行をサポート。
- - 観光協会や商工会議所: インバウンドマーケティングに協力。
- - 応援隊: 車両および乗務員を派遣し、運行管理を行う。
- - 地元タクシー業者: 車両を稼働させ、緊急時の対応を担う。
- - GO株式会社: システムの提供や運営スキームを構築。
【ニセコモデルの詳細】
「ニセコモデル」は、2025年12月16日から2026年3月15日までの期間で運行されます。このアプリは、倶知安町・ニセコ町・蘭越町の一部エリアで利用可能で、乗車や降車は事前に指定する必要があります。サポート言語は日本語、英語、中国語(繁体字)の3言語で、即時注文のみとなっています。
決済はGO Pay経由で行い、地域交通振興料が加算される一方、住民にはマイナンバーカード提示により料金が免除されます。提携しているタクシー事業者数は非常に多く、54台の車両が稼働中です。
より良いサービスを目指す「ニセコモデル」は、訪日外国人の移動を快適に支援する重要なプロジェクトとして、今後も注目されることでしょう。