スイッチサイエンスが新たなロボット技術を発表
日本の株式会社スイッチサイエンスが、2025年10月2日からElephant Robotics社の新製品5機種の取り扱いを開始することを発表しました。これにより、モーションキャプチャデバイスやヒューマノイド型ロボットが簡単に手に入るようになります。
モーションキャプチャの進化を実現するmyArm M&Cシリーズ
新しく登場するmyArm M&Cシリーズには、高精度のモーショントラッキングを提供する2つの製品が含まれています。まず、
myArm C650は、指先コントローラーと2つのスマートボタンを備えた6自由度のロボットモーションキャプチャデバイスです。リアルタイムで位置や速度を追跡できるセンサーを搭載しており、異常を検知して安全に動作するための機能が充実しています。この製品は、720 mmの作業半径と最大1 kgの可搬質量を持ち、さまざまな用途に対応することができます。
次に、
myArm M750は産業用サーボモータを搭載した6自由度のロボットアームで、より安定した操作を実現します。特に、高精度エンコーダのおかげで位置と速度が正確に検出され、複雑な作業にも適応できます。さまざまな作業をこなす能力は、衣服の折りたたみや本の整理、さらにはコーヒー抽出など幅広い分野での活用が期待されています。
ポータブル外骨格ロボットmyController S570
次の新製品は、
myController S570というポータブル外骨格ロボットです。この製品はモーションデータ収集のために特化されており、100 Hzのデータ取得により高精度なAIトレーニングやロボットモーションキャプチャが可能です。Python及びROSライブラリ対応で、遠隔操作やデータ収集も容易に行えます。これにより、様々なロボットデバイスとの連携が実現され、業務の効率向上が期待できます。
7自由度ロボットアームMercury A1
さらに、軽量で高精度な7自由度ロボットアーム
Mercury A1が登場します。このモデルは、独自の波動歯車減速機を搭載しており、±0.6°の高精度な繰り返し位置決めを実現しています。直感的な操作が可能な2インチIPSタッチディスプレイを備えており、研究開発や高度なモーションプログラミングに適しています。
セミヒューマノイドロボットMercury B1
最後に注目すべきは、
Mercury B1というセミヒューマノイドロボットです。両腕に7自由度アームを持ち、合計17自由度を持つこのロボットは、9インチの高解像度タッチスクリーンと内蔵の3Dカメラを備えています。これらの機能により、物体を把持したり、VR遠隔操作を行うことが可能で、また音声認識技術を活用したインタラクティブな対話も実現できます。
スイッチサイエンスはこれらの新しい製品によって、ロボット技術の普及と更なる発展に寄与すると共に、様々な産業における革新を促進していくことでしょう。
まとめ
スイッチサイエンスがElephant Roboticsの新型ロボットを取り扱うことで、ますます進化を続けるロボット業界を身近に感じることができるでしょう。新製品5機種は、その品質と性能から、産業利用だけでなく教育や趣味の分野でも大きな影響を与えると期待されます。ロボット技術の進化を実感できるこの機会に、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。