プロeスポーツチーム「FENNEL」が新プロジェクトを始動
プロeスポーツチーム「FENNEL」を運営する株式会社Fennelは、株式会社オープンアップグループと手を組み、宮城県にあるスポーツランドSUGOで「EMS体験セット提供プロジェクト」を立ち上げることを発表しました。このプロジェクトは、eモータースポーツを通して若者に自動車の魅力や運転の楽しさを伝えることを目的としています。
プロジェクトの概要
2025年11月29日(土)と30日(日)に開催されるモータースポーツイベントにおいて、来場者向けにシミュレーター体験ブースを設置する予定です。このブースでは、ドイツのSIMレーシングブランド「Fanatec」の機材を使用し、一般の方々が気軽に運転の楽しさを体験できる環境が提供されます。
FENNELはこれまで、FPSやMOBAなどのゲームタイトルで世界的な競技に挑戦してきました。最近では、若者の運転免許取得や自家用車保有率が下がっている「クルマ離れ」と呼ばれる社会問題に注目し、どのようにして未来のドライバーを育てるかに取り組んできました。
大湯都史樹選手とのコラボレーション
このプロジェクトには、TOYOTA GAZOO Racingに所属するプロドライバー、大湯都史樹選手が参加します。彼はリアルレーシングとバーチャルレーシングを行き来する能力を持つ“二刀流ドライバー”としてチームに貢献します。大湯選手は、自身の経験を基に、若者たちに自動車の魅力を伝える役割を果たします。
EMS体験セット提供プロジェクトとは
「EMS体験セット提供プロジェクト」は、教育機関や自治体、企業、高齢者施設などに対して、eモータースポーツのシミュレーター一式を無償で貸し出す取り組みです。このプロジェクトの目的は、運転の楽しさやモータースポーツの魅力を広め、未来のドライバーや自動車関連人材を育成することです。
この活動は、スポーツランドSUGOでの第一弾を皮切りに、全国各地での展開が計画されています。
体験ブース詳細
スポーツランドSUGOのイベントエリアに設置される「FENNEL × オープンアップグループ EMS体験ブース」では、『グランツーリスモ7』を利用したeモータースポーツ体験が提供され、Fanatec製の高精度シミュレーター環境で運転を楽しむことができます。
ブース内には、対戦用のシミュレーターが2台設けられ、友人や家族同士での走行が実現可能です。また、大湯選手によるデモ走行や簡易コーチングも予定されています。
Fanatec及びZENKAIRACINGのサポート
本プロジェクトで使用されるシミュレーターは、Fanatecのデバイスを中心としています。Fanatecは、プロレーサーやトップeスポーツ選手たちに広く採用されているブランドで、リアルな操作感が特徴です。
さらに、ZENKAIRACINGが機材提供や技術サポートを行います。同社は、トレーニング環境の構築にも関与し、FENNELと強力なパートナーシップを築いています。
オープンアップグループの理念
オープンアップグループは、「幸せな仕事を通じてひとりひとりの可能性をひらく社会」をパーパスに掲げ、エンジニア派遣事業をはじめ多様な事業を展開しています。このプロジェクトにも関与することで、若者の未来の可能性を広げる貢献を目指しています。
FENNELの実績と今後の展望
FENNELは2019年に設立され、eスポーツ界で数々の実績を残してきました。多様なゲームタイトルで頂点を目指す中、この新たなプロジェクトを通じて未来のドライバーの育成に挑みます。ますます盛り上がるeスポーツシーンでのFENNELの活動に、今後も期待が寄せられます。
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