プロeスポーツ選手支援!睡眠改善プログラムが始動
株式会社ブレインスリープは、国内屈指のプロeスポーツチームVARRELのOverwatch部門メンバーに向けて、独自に開発した睡眠改善プログラムを提供することを発表しました。このプログラムは、選手たちが抱える個々の睡眠問題に対応し、競技パフォーマンスの向上を目指しています。
eスポーツと睡眠の関係
「eスポーツ」はただのゲームではなく、高度な戦略や技術、精神的な強さが求められる競技です。しかし、選手たちのパフォーマンスを左右する睡眠の質は、業界全体で深刻な問題となっています。多くの選手が、睡眠不足や質の低下による影響を受けており、それがモチベーションやメンタルヘルスにも悪影響を及ぼすことが指摘されています。
ブレインスリープでは「脳まで眠る睡眠」を提唱しており、睡眠の質を向上させることで日中のパフォーマンスを上げることに注力しています。最近の研究によれば、プロのeスポーツ選手の入眠時間は午前3時43分、起床時間は午前11時24分と、睡眠リズムが明らかに後退していることが示されています。
プログラムの展開
このプログラムは、以下の三つのステップから成り立っています。
1.
睡眠状況の可視化
選手それぞれの睡眠状態を客観的に把握するために、睡眠計測ツール「ブレインスリープ コイン」を使用します。これにより、選手が抱える睡眠の問題を明確にし、改善に向けた道筋を立てることが可能です。
2.
睡眠セミナーの実施
睡眠に関する基本知識やチーム全体の睡眠傾向の共有を行い、さらに個々の課題に対してパーソナライズされた改善策を提案します。
3.
睡眠改善プログラムの実行
学んだ睡眠改善ポイントを実行し、毎週睡眠状況を報告することで、選手たちのモチベーションを維持します。また、ブレインスリープのプロダクトを導入し、質の高い睡眠を実現するための環境を整えます。
現状の課題
プログラムの第一段階では、VARRELメンバーの睡眠状況を分析した結果、主に二つの課題が確認されました。
1.
睡眠リズムの後退
選手たちの入眠時間が「ブレインスリープ コイン」ユーザーに比べて平均5時間遅くなっており、夜間のプレイがこのリズムに影響を与えていることが分かりました。
2.
入眠までの時間と中途覚醒の増加
入眠潜時が約8分延長され、中途覚醒時間も平均4分増加していることが見受けられました。これにより、体内リズムが乱れ、睡眠の質が著しく低下している可能性があります。
VARRELメンバーのコメント
VARRELのメンバーは、「ブレインスリープの睡眠改善プログラムを通じて、チーム全体でお互いをサポートしながらパフォーマンス向上を目指したい」と意気込みを語っています。
まとめ
ブレインスリープが実施するこの睡眠改善プログラムは、選手たちの健康を守り、eスポーツ業界全体の向上につながるものとして期待されています。今後、その成果や改善の様子はVARRELの公式YouTubeチャンネルでも報告される予定です。また、観戦者にも睡眠の重要性を伝えることで、広く行動を変容させることができるといいですね。