ビッグデータを活用した新たな未来への挑戦
日本におけるビッグデータ活用を推進する職能団体、「Big Data Lab」が2021年4月に設立されました。時代の変化と共に、情報技術の発展が求められる中、特にSDGsやSociety 5.0を実現するためには、ビッグデータの安全かつ効果的な利用が不可欠です。
1. 設立背景と目的
新型コロナウイルス感染症による世界的な影響を受け、情報社会のあり方は急速に変化しています。このような背景の中で、Big Data Labは、国内外のエンジニアやデータサイエンティストが連携し、ビッグデータの活用を通じて新たな価値を創造することを目指しています。
本団体は、国境を超えたボーダーレスなネットワークを構築し、情報技術を使った企業や組織のデジタルトランスフォーメーション(DX)を支援します。そのために必要な知識や技術を持った専門家による協力体制を確立し、全てのメンバーが共に学び、成長できる環境を整えます。
2. 組織の構成と主要メンバー
Big Data Labの共同設立者であり代表理事に就任したのは、ステファニー・田中氏。彼女は英国のロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)でAI技術を学び、その後国内外での実務経験を積んできたデータサイエンティストです。東京工業大学を卒業後、英国RSSからも統計技能の認定を受けており、専門性が高いと言えます。
また、顧問には、スイス出身のDaniel Maumary氏(大規模データ基盤の専門家)と、東京大学及び理化学研究所で機械学習を研究する黒木祐子氏が名を連ねています。彼らの豊富な経験と知識が、組織全体の成長を助けることでしょう。
3. 国際的なネットワークの構築
Big Data Labには、AI企業の役員やオックスフォード大学をはじめとする国際機関で活動する研究者がメンバーとして参加しています。このような多様なバックグラウンドを持つメンバーがいることで、様々な視点や経験がもたらされ、組織の活動はより多角的なものとなります。また、国内だけでなく、アジアや欧州のAI企業とも提携を進めています。
4. 今後の展望
今後、Big Data Labはメンバー同士の知識交換やコラボレーションを促進し、ビッグデータを用いたプロジェクトの推進に取り組んでいく予定です。ビッグデータの活用により、企業や社会全体がDXを実現し、持続可能な未来社会の構築に寄与することが、同団体の使命です。
これからの活動に期待が高まるBig Data Labは、その発足を皮切りに、ビッグデータを活用した新たなソリューションを創出し続けることでしょう。未来を見据えた共創の場としての役割を果たすことを目指しています。
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一般社団法人 Big Data Lab
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