清澄庭園で防災を考える企画展
東京都江東区に位置する清澄庭園では、関東大震災と東京大空襲をテーマにした防災企画展が2023年8月23日から9月1日まで開催されます。防災知識を身につけることを目的としたこの企画展は、今年で3回目を迎え、特に戦争についても更に深く考えられる機会となることでしょう。参加は無料で、事前の申し込みは不要です。訪れる全ての人々に向けられた貴重な機会です。
展示内容
本企画展では、資料や映像の展示に加え、近隣の中学校・高等学校との連携による講演会も予定されています。関東大震災からは約100年、東京大空襲からは80年が経過した年にあたり、被災の歴史を振り返ることが求められています。悲劇的な過去を知ることで、今後の防災対策や平和について考察する機会になればとの願いが込められています。
講演会「清澄庭園・中村学園通り」
8月30日には、講演会が行われます。清澄庭園と中村中学校・高等学校の関係について、元校長の小林和夫氏が語ります。この地の歴史や、関東大震災後の中村中学校の設立、さらにはその後の発展についての貴重な話を聞くことができます。参加者には80名の定員が設定され、先着順で受付が行われるため、早めの来場が推奨されます。
展示コーナーと動画視聴
企画展期間中、毎日展示コーナーも設けられています。このコーナーでは防災に役立つ情報や戦災に関する貴重な資料が展示されます。また、関東大震災をテーマにしたスライドショーやDVDの視聴も行われますので、ご来園の際はぜひ足を運んでみてください。
ひと涼み処
さらに、会場の一角には「ひと涼み処」が設けられる予定です。暑い夏の日に、冷房の効いた場所でしばしの休息を得ることができるこのスペースは、充実した時間を過ごすための助けになるでしょう。
清澄庭園の歴史
清澄庭園は、江戸時代から続く歴史ある場所であり、倒壊の危機を乗り越えて今に至ります。庭園として開園されたのは明治時代で、さまざまな文化や景観が融合した名所として、多くの訪問者に愛されてきました。大正12年の関東大震災や、昭和20年の東京大空襲時には、多くの市民が避難所としてこの庭園を利用しました。
イベントの詳細
この企画展は、毎日午前9時から午後4時30分まで開かれますが、最終入園は午後4時30分までとなりますので、ご注意ください。また、清澄庭園へのアクセスは、都営大江戸線及び東京メトロ半蔵門線の清澄白河駅から徒歩3分となっています。
清澄庭園の公式ウェブサイトやSNSで最新情報を確認し、ぜひこの機会に歴史を学び、防災について考えるきっかけとしてください。多くの方のご来場をお待ちしています。