日鉄物産のフィリピン現法設立と営業活動の開始
日鉄物産株式会社は2024年3月28日付で、フィリピン現地法人「NIPPON STEEL TRADING (PHILIPPINES) CORPORATION」の設立を発表しました。この新たな拠点は、7月から本格的な営業活動を開始し、同社のグローバルな展開に向けた重要な一歩となります。
営業体制と経営陣の紹介
この現地法人は、社長に友田幸治氏、取締役に上野覚氏、部長に渡辺晃氏という顔ぶれで運営されます。日本からの駐在員が3名、現地スタッフが7名という構成でチームを組み、フィリピン市場の特性に応じた取り組みを進めます。
友田社長の抱負
友田社長は、フィリピン市場の潜在能力と成長機会に注目しつつ、現在の競争が激しい状況にもかかわらず、確固たる成功を目指す決意を表明しました。「フィリピンにリスペクトを持ち、この地で活動できることに感謝し、社員と共に成長していきたい」と語り、ポジティブな姿勢で業務を展開する意欲を見せています。
上野取締役の思い
上野取締役は、ベトナムへの海外駐在を経た後、フィリピン現法設立に関われたことを喜び、その中で新たな挑戦ができることに感謝しています。タガログ語の習得に励みつつ、フィリピン文化に溶け込んで顧客との関係構築に努めたいと語りました。
渡辺部長の奮闘
渡辺部長は、設立間もない現地法人での生活を振り返り、社内の規程や業務フローの整備に奮闘中です。フィリピン特有の交通事情や経済規制などの困難に直面しながらも、明るい地元のスタッフと共に日々努力を重ねています。
オープニングセレモニーの実施
フィリピン現法のオープニングセレモニーが8月29日に開催され、社員一同が集まりました。これは、フィリピン市場の重要性を再確認し、今後の営業活動に向けた強い決意を新たにする機会となりました。日本製鉄グループ会社や取引先からも支援の温かいメッセージが寄せられ、参加者全員が一つに結束することができました。
今後の展望
フィリピン現法は、地元のスタッフと協力しながら成長が見込まれるインフラやエネルギー分野を中心に需要を掘り起こし、フィリピンの発展に貢献することを目指します。また、日鉄物産にとっても海外事業の拡大を図る重要な役割を果たすことでしょう。
会社概要
- - 社名: NIPPON STEEL TRADING (PHILIPPINES) CORPORATION
- - 代表者: 友田幸治
- - 事業内容: 鉄鋼製品及び各種工業製品の輸出入、国内販売
- - 所在地: 10th Floor Salcedo Tower, 169 H.V. Dela Costa St., Salcedo Village, Brgy. Bel-Air, City of Makati, 1227 Philippines
- - 資本金: 112,000,000フィリピンペソ
- - 株主: 日鉄物産株式会社(100%)
- - 設立年月日: 2024年3月7日
以上、日鉄物産のフィリピン現法設立に関する情報をお届けしました。新たな挑戦に向けた意気込みを感じさせる同社の活動に、今後も目が離せません。