ハワイでの設計受託サービス「YAMATO CAD」の契約締結
松正商事株式会社の運営する設計受託サービス「YAMATO CAD」が、ハワイのホノルル市で人材不足解消に寄与する取り組みを発表しました。この動きは、地元の建設業界における急激な発展と人手不足の深刻化が背景にあります。
ホノルル市の建設ラッシュと人材不足の現状
近年、ホノルル市のワイキキ周辺ではタワーマンションの建設が進み、活気に満ちています。しかし、それに伴い地域のゼネコンや設計会社は深刻な人手不足に直面しています。特に、Commercial Plumbing Inc.のような企業では、精度の高い3D図面を供給できるパートナーが必要不可欠な状況にあります。
この問題に対し、松正商事株式会社は米国へのビジネス展開を視野に入れており、両社のニーズが合致したことで契約が締結されました。これにより、YAMATO CADは現地の設計分野での要求に応える準備を整え、人材不足の緩和につながることが期待されています。
松正商事株式会社の概要
松正商事は2018年に設立され、松正工機株式会社のグループ企業として、プラントエンジニアリングや建築業界向けのサービスを展開しています。国内外での販促活動を通じて、創造的なソリューションを提供し、2021年度には27億円の売上を達成しました。
この企業は、神奈川県、大阪府、岡山県、さらにはベトナムにも拠点を持ち、多岐にわたるサービスを展開しています。特にYAMATO CADの設計スタッフは、40名以上の専門家から成り立っており、数多くのCADソフトを駆使しています。
YAMATO CADの強みとは
YAMATO CADの他にはない魅力は、その柔軟性と多彩な技術です。設計スタッフはREVITやRebroといったBIMソフトウェアを利用するだけでなく、T-fas、AUTOCAD、EYECAD、iCAD、Solidworks、Iron CADなど、広範囲なソフトを操作する能力を持ち合わせています。こうした多様な技術力の背景には、常に新しい挑戦に取り組む姿勢があります。
松正商事株式会社の代表、松木誠氏は「経営資源が限られる中小企業は、選択と集中で競争力を高められる」と述べており、技術集団の存在がその自信の源になっています。業界のニーズに応じた迅速な対応を可能にするため、今後も人材育成に力を入れる方針です。
今後の展望
松正商事は2023年春にはYAMATO CADの法人化をベトナムで果たし、さらなる国際展開を狙っています。また、国内での展開に加えて海外市場でもブランドの認知度を高め、サービスを拡充させる計画です。これにより、ホノルルの人材不足問題に対する支援が強化され、さらにはグローバルに展開する企業としての基盤が築かれます。
お問い合わせ先
松正商事株式会社では、さらなる情報提供やお問合せを受け付けております。興味がある方はぜひ、下記の連絡先までご連絡ください。
この新たな取り組みが、ホノルルの建設業界にどのような影響を与えるのか、今後の展開に期待が高まります。