子どもとデジタル
2020-09-08 12:19:20
子どもたちの影響力が激増!最新デジタル調査が示す変化
子どもたちの影響力が激増!最新デジタル調査が示す変化
2020年に発表された「TotallyAwesome APAC Kids Digital Insights Study」によると、オンライン環境下での13歳以下の子どもたちの影響力が大幅に増加しています。コロナウイルスの影響で家庭で過ごす時間が長くなった結果、子どもたちが家庭内の購買決定において重要な役割を果たすようになりました。
調査結果の詳細
この調査では、日本の98%の保護者が子どもからの影響を受けて商品を購入していることが明らかになりました。特に、スナック類に関しては89%の親が子どもに影響されており、そのほかにも玩具や飲料、外食、エンターテイメントなど多岐にわたるカテゴリーで同様の傾向が見られます。子どもたちは家庭の消費行動において、ますます強い発言権を持っています。
オンライン環境の変化
調査によると、コロナ禍により家庭内でのメディア消費も変化し、子どもたちの影響力が増大しています。オンライン広告の効果が強まり、従来のテレビ広告の予算削減に伴って、マーケティング担当者はオンライン広告へのシフトを余儀なくされるでしょう。特に、TikTokにおける子どもたちのエンゲージメントが20%に達し、YouTubeも引き続き人気のプラットフォームであることが報告されています。
インフルエンサーの役割
インフルエンサーは、子どもとブランド間の関係構築において重要な役割を果たしています。実際に43%の子どもたちが、おねだりをする際にインフルエンサーの影響を受けていると答えています。これは、特に成長段階にある子どもたちにとって、影響を与える存在となりつつあることを示しています。
家族での視聴態度の変化
調査で示されたもう一つの興味深い点は、69%の子どもたちが親と共にコンテンツを観ていることです。これは、特に「ステイホーム」期間中に、家庭で一緒に過ごす時間が増えた結果だと言えます。アプリの利用は35%増加し、特にシリーズものの視聴は53%も増加しているとのことです。このことは、子どもたちが親と一緒に楽しむコンテンツに対しても高い関心を持っていることを示しています。
安全なインターネット環境の重要性
このように、オンラインでの存在感が強まる中で、保護者が子どもたちとより深く関与することが求められています。ブランド側も、視聴者と共感できるような体験を提供し、安全性を確保することが極めて重要です。TotallyAwesomeの幹部は、子どもたちがインターネットにアクセスする数が増える中、データプライバシーとユーザーの安全を守るための透明性が求められると強調しています。
結論
2020年は、世界中で子どもたちの影響力が変化した重要な年であり、オンライン環境での適切な対策がブランドに求められています。保護者との関係を築き、子どもたちに安全で楽しい体験を提供することで、企業はより良いマーケティング戦略を構築できるでしょう。
会社情報
- 会社名
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TotallyAwesome Singapore Pte. Ltd
- 住所
- 137 Telok Ayer Street #06-04, Singapore 068602, Singapore
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