若手社員が挑んだぬか漬け競技
2025年8月、兵庫県の赤穂化成が開催した「ぬか1グランプリ」。このイベントは自社が運営するカフェ「AMAMI TERRACE」で行われ、塩をテーマにしたクリエイティブな企画です。若手社員たちが自ら考案したおいしいぬか漬けを披露し、来場者の投票によってNo.1が決まるというユニークな形をとりました。
イベントの由来
今回の「ぬか1グランプリ」は、2025年に実施された「A-1グランプリ」に続くもので、こちらは新入社員が「塩の使い方」を学んだ成果を発表する場として大盛況でした。その結果を受けて、赤穂化成の代表、池上良成社長が「赤穂市をもっと元気にしよう」と考え、新たなイベントとして企画されたわけです。
参加したのは、異なる部署から集まった若手社員10名。彼らは業務の合間を縫って、工夫を凝らしたぬか漬けを準備しました。イベントは全3回の予選と決勝戦で構成され、来場者による投票を通じて勝者が決まります。
選手たちのアイディア
エントリーした5品のぬか漬けは、家庭でも手軽に再現可能なレシピが自慢です。「おつまみナッツ」は香ばしさが際立ち、お酒のお供にぴったりとの評価。逆に、「茄子のからしぬか漬け」や他の作品も負けず劣らずの工夫がなされていました。全ての選手が自信作を持ち寄り、白熱したトーナメント戦が繰り広げられました。
投票結果と決勝戦
8月6日、予選Aブロックでは「きゅうりのぬか漬け」が「おつまみナッツ」と戦い、見事ナッツが勝利。次の予選Bブロックでは「茄子のからしぬか漬け」が勝ち進み、決勝に進出することが決まりました。8月8日の決勝では、前回優勝者のレシピと「おつまみナッツ」が対戦し、最終的に「おつまみナッツ」が見事な勝利を収めました。
参加者からは「ナッツの食感とぬかの風味が絶妙に合う」「お酒も進む!」などと好評を得ました。ぬか漬けの可能性を再確認できるイベントだったのです。
優勝者のコメント
優勝者である萩原は、今回は嬉しさと共に、前回のリベンジを果たせたと喜びを語りました。「米麹を使って味のバランスを整え、食感にもこだわりました。地域との繋がりも大切にしながら、もっと多くの人に塩の魅力を伝えたい」と意気込みを示しています。
今後の展望
池上社長は、このイベントを通じて塩の魅力や赤穂の食文化を広めたいと強調しました。「今後も地域活性化に繋がるような活動を続け、次回のイベントも考えています」とのこと。このように、地域に根ざした企業文化が見えるイベントとして、多くの人々に愛される事を期待したいですね。
赤穂化成株式会社について
赤穂化成は、約400年の歴史を持つミネラル総合メーカーです。代表商品「赤穂の天塩」は、伝統的な製法を用いて作られており、地域の文化に貢献し続けています。公式サイトでは、これまでのイベントの様子やレシピも掲載されていますので、ぜひチェックしてみてください。
公式サイト:
赤穂化成