鳥取県内企業が新たなビジネスを創出する取り組み
鳥取県は、地域内企業の競争力を高めるための新たなイニシアチブとして、オープンイノベーションプラットフォーム「AUBA」を通じた共創プロジェクトを始めました。このプロジェクトは、株式会社eiiconとの協力により、企業の課題解決や新たなビジネスの創出を目指しており、2025年1月10日から本格的に始動します。
プロジェクトの背景と目的
市場環境の変化が激しい現代にあって、地域企業はイノベーションを通じて新たな成長機会を見出す必要があります。この「とっとりオープンイノベーションプロジェクト」は、外部のリソースやパートナーとの協力を重視し、創造的なビジネスソリューションを見つけるためのプラットフォームを提供します。
「AUBA」の役割
「AUBA」は、日本最大級のオープンイノベーションプラットフォームであり、約33,000社が登録しています。その機能を活用して、全国の企業と鳥取県内企業とのマッチングを図り、新たなビジネスチャンスを生み出します。参加する企業には、共創を目指したテーマ設計を行う専門スタッフが伴走支援を行います。
参加企業と募集テーマ
現在、鳥取県内企業5社が共創パートナーを募集しています。各企業はそれぞれ異なるテーマを掲げており、詳細は「AUBA」のページで確認できます。以下は、その概要です。
1.
尾脇電機株式会社 - 「地域密着企業のネットワークを活用したサービス提供網の共創」
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2.
三和段ボール工業株式会社 - 「脱炭素社会の実現に貢献する製品開発」「新たな在庫管理方法の創出」「段ボールの新たな可能性の探求・活用シーン拡大」
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3.
株式会社田淵金物 - 「地元資源×サウナによる健康増進・ウェルビーイングの実現」
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4.
有限会社ひよこカンパニー - 「卵白や卵殻を活用した食品添加物を使用しない新商品の共同開発」
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5.
株式会社マリンナノファイバー - 「キチンナノファイバーの新用途探索・製品開発」
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今後の予定とサポート
このプロジェクトを通じて、応募のあった全国の企業とマッチングを行い、共創の取り組みを支援していきます。自社の課題解決や新事業創出を目指し、鳥取県とeiiconが協力して伴走していきます。また、10月にはワークショップやセミナーも開催し、企業の理解とエンゲージメントを深めていく予定です。
終わりに
本プロジェクトは、鳥取県の企業が国際競争力を持ち、持続可能な成長を実現するための重要なステップです。関心のある企業や個人が参加し、共に新たな価値を創造する場として、活用されることを期待しています。