すさみ町の児童が育てたサツマイモを動物へプレゼント
和歌山県・すさみ町の周参見小学校で、児童たちによる特別な食育プログラムが実施されました。このプログラムは、JAわかやまの協力のもと、動物たちと人間の「いのちと食のつながり」を学ぶことを目的としています。
児童たちは今年の6月、サツマイモの植え付けを体験し、その成長を見守ってきました。そして、ついに収穫の日がやって来ます。
サツマイモの収穫イベント
収穫イベントは10月24日(金)に行われ、すさみ町の畑で周参見小学校の1・2年生26名が参加します。児童たちは自ら手をかけ、育てたサツマイモを手にする喜びを実感します。この体験を通じて、植物の成長過程を学び、食物がどのように育まれるのかを深く理解することが期待されています。
動物へのサツマイモプレゼント
同じく10月24日には、育てたサツマイモをアドベンチャーワールドの動物たち、例えばアフリカゾウやマントヒヒ、さらにマレーバクへもプレゼントします。この活動は児童たちにとって、命のつながりを実感する大切な経験となるでしょう。
サツマイモ試食会
さらに、翌月の11月4日(火)先には、児童たちによるサツマイモの試食会が行われます。ここでは、育てたサツマイモを直接食べることができ、その味を確かめると同時に、健康な食生活についても学びます。
JAわかやまについて
JAわかやまは、和歌山県内の8つの農業協同組合が合併し、2025年4月に発足した組織です。この地域の豊富な自然環境を活かし、特に梅、ミカン、桃、柿などの果物や野菜の栽培に力を入れています。また、農業と地域振興に貢献するために、地域の特性や声を大切にした運営を行っています。
世界キツネザルの日の特別イベント
さらに、併せて開催されるイベントとして、世界キツネザルの日に際し、来園したゲストがワオキツネザルへサツマイモをプレゼントできる体験が用意されています。子どもたちが育てたサツマイモを使って、キツネザルの食事について学びながら、動物の保全についても理解を深めます。
SDGsへの取り組み
アドベンチャーワールドは「いのちを見つめ、問い続ける」場所として、多様な生命の大切さを教えることを目指しています。また、持続可能な開発目標(SDGs)も意識した活動を展開しており、未来に向けた持続可能な社会の実現を考えています。
このようにすさみ町の児童たちは、食育を通じて動物や自然との関係を学び、社会全体での生命の大切さを再認識しています。これからも彼らの活動が地域に根付いていくことを願っています。