クラシエとミヨシ油脂が新工場を建設し生産体制強化へ

クラシエとミヨシ油脂が新工場を設立

クラシエ株式会社がミヨシ油脂株式会社およびその関連会社であるセキセイT&C株式会社と共同で、トイレタリーおよびコスメティックス事業の強化に向けて、新たに生産拠点となる工場を建設することが発表されました。新工場の名称や詳細はまだ公開されていませんが、稼働開始は2027年春を予定しているとのことです。

1. 新工場建設の背景

クラシエのトイレタリー・コスメティックス事業において、現在の生産拠点は愛知県にある津島工場と、ミヨシ油脂との合弁であるセキセイT&C株式会社の名古屋工場が主な拠点となっています。しかし、名古屋工場の老朽化が進んでおり、生産能力の向上が急務とされていました。このため、3社は共同で新しい工場の建設を決定。新工場は、ミヨシ油脂の名古屋工場内に位置し、現行のスケールアップを狙っております。

新工場の竣工により、クラシエはトイレタリー・コスメティックス事業の生産能力を現状の約1.4倍に引き上げる計画です。これによって、中長期的に安定した製品供給が可能となり、消費者に高品質な商品を提供することが見込まれています。この取り組みは、自社ブランドのシャンプーやボディソープなどの需要に応えるための重要なステップとなるでしょう。

2. 予定されるスケジュール

新工場の建設に関するスケジュールは以下の通りです。

- 2026年秋：竣工予定
- 2027年春：稼働開始予定

このスケジュールに従い、3社は効率的に工場の設計と建設を進めていくとしています。

3. 新工場の概要

新工場の詳細に関しては以下の通りです。

- 所在地：愛知県岩倉市野寄町西出1-1（ミヨシ油脂名古屋工場敷地内）
- 延床面積：9,599.64㎡
- 生産品目：シャンプー、コンディショナー、ボディソープなど（具体的には「ナイーブボディソープ」や「マー＆ミー」など）
- 生産能力：年間33,000t（現行生産量の約1.4倍）

この新工場によって、クラシエは市場の需要に応えつつ、安定した製品供給体制を確立することを目指しています。消費者としては、高品質なトイレタリー・コスメティックス製品がより手に入りやすくなることが期待され、今後の動向に注目です。

新工場はトイレタリー製品の生産を今まで以上に強化することとなり、日本国内における消費者ニーズに応えるための重要な役割を果たすことになるでしょう。