アライドアーキテクツが実施した動画広告施策の効果
アライドアーキテクツ株式会社(本社:東京都渋谷区)は、現地体験型アクティビティ予約サイト『ベルトラ』を運営するベルトラ株式会社(本社:東京都中央区)に対し、データプラットフォーム「Kaname.ax®」を駆使したCEPsリスニング®およびCExPsリスニングを行い、インフルエンサー(KOL)を起用した動画広告施策を支援しました。これにより、ベルトラは媒体CV数(コンバージョン数)を107%向上させる成果を上げました。
課題と解決策
創業から1991年の間、多くの旅行者に選ばれてきたベルトラですが、蓄積されてきた顧客レビューデータは十分に活用されていませんでした。定量的なデータ分析を行うことで、自社サービスの訴求が利用者のニーズに合致しているか検証する必要がありました。
アライドアーキテクツはこの問題を解決すべく、ハワイ、台湾、タイ、韓国などの主要エリアでの自社レビューデータをもとに、CEPsリスニング®とCExPsリスニングを実施しました。これにより、購入のきっかけとなる要素(CEPs)と、体験に対する不満要因(CExPs)を抽出し、具体的なターゲット設定とクリエイティブの最適化を図ることができました。
18パターンの広告効果を検証
分析の結果、各エリアで新規・リピーター顧客それぞれの価値観には共通点が見られました。新規顧客は家族向けの体験を重視し、効率性を求める傾向があり、リピーターは一人参加による探求志向が強まっていました。また、全エリア共通で「ガイドの質」が体験価値に大きく影響していることも判明しました。
この知見をもとに、台湾市場をターゲットにした動画広告の施策を進めました。KOLを起用し、実際にベルトラの台湾ツアーに参加してもらい、「新規向け」「リピーター向け」「大衆向け」の3種類の動画を制作・投稿しました。各広告はMeta(Instagram/Facebook)で約20日間配信され、ターゲット別の効果を検証しました。
成果の分析
検証の結果、「新規向け」動画はCV数で107%、クリック数で116%の向上を見せました。他の18パターンの広告効果では、クリエイティブの役割が異なることが明確になり、特に「新規向け」動画は認知拡大、「リピーター向け」動画は興味喚起、「大衆向け」動画は予約行動を促す役割を果たしていました。
さらに、LP(ランディングページ)の設計も成果に影響し、複数のツアーが掲載されたカテゴリページの方が予約に繋がりやすいとの傾向が見られました。興味を持ちつつも予約に至らない顧客層へのリターゲティングも今後の課題として浮き彫りになりました。
最後に
今回の取り組みによって得られたデータは、ターゲットに基づいたクリエイティブ制作の重要性を強調し、今後の施策においても顧客の声を起点としたデータ分析を基にしたアプローチを継続していくつもりです。また、これは台湾にとどまらず、他の地域や商材への展開も見込まれており、マーケティング戦略における新たな可能性が開かれています。顧客セグメントを意識したクリエイティブ制作に注力し、ベルトラとアライドアーキテクツは一層の成長を目指していきます。