フロッグウェルが発表した医療機関レポート:2026年6月版
医療データの分析を行う
フロッグウェル株式会社が、2026年6月度の「医療機関マスタ差分データ分析結果」を公開しました。このレポートは全国の医療機関における新規開院や休止・廃止の変動を示すもので、医療機器メーカーや製薬会社、システムベンダーにとっては非常に重要な情報となります。
医療機関の変動状況
新規開院と廃止・休止の数
今月のデータによれば、新規に開院された医療機関は171件。内訳は、診療所が169件、病院が1件(茨城県に位置する「TKGリハビリテーション病院(ルヴィーブル)」)です。一方で、休止・廃止の数は206件にも及び、特に東京都(37件)、大阪府(21件)、兵庫県(15件)といった都市部での施設減少が顕著です。
これらの統計は、新型コロナウイルスの影響から医療機関の運営が厳しくなりつつあることや、人口の高齢化に伴う医療ニーズの変化を反映していると考えられます。
勤務医数の変化
勤務医数の変動が見られたのは2,031施設に上り、常勤医が増加した施設は550ヶ所である一方で、非常勤医の数は1,109施設で増加しました。これからも非常勤医が活躍する場面が増えていくことが予想され、医療業界全般において働き方の見直しが進行していることが窺えます。
診療科目の増減
また、診療科目においては特定の分野での変動が見られました。消化器内科と糖尿病内科はそれぞれ28件の増加が確認されていますが、小児科と外科はそれぞれ28件と24件の減少がありました。これは、医療の専門化が進む一方で、従来の診療機能の調整が進んでいることを示しています。
経営体と管理者変更
経営体の変更では、個人から法人への移行が103件あり、これにより医療機関の組織規模の拡大が続いていることがわかります。また、管理者の変更も454件に上り、病床数は全国で317床の純減が報告されています。これらの動向から、医療機関の機能再編成が進んでいる印象を受けます。
情報発信の今後
フロッグウェルでは、今後も定期的に全国版および都道府県版の差分データ分析を提供していく予定です。これにより、業界関係者が最新の市場動向を把握し、確かな意思決定を行なう手助けをすることを目指しています。
医療機関マスタの提供サービス
医療機関の情報が必要な企業向けには、無料版と有料版の2種類のマスタ提供サービスを用意しています。無料版では、厚労省が公開する基本情報を提供しており、有料版ではより詳細な情報を提供しています。
今後もフロッグウェルに留意し、新たなデータやサービスの発表を期待したいものです。