伝統酒造りの未来を紡ぐシンポジウム開催決定
2025年1月25日と26日の二日間、石川県金沢市で「匠のわざと日本の文化を未来へ紡ぐ 伝統的酒造りシンポジウム」が開催されます。これは、ユネスコ無形文化遺産に登録された日本の「伝統的酒造り」を祝うことを目的としたイベントであり、文化庁が主催しています。
背景と目的
本シンポジウムの背景には、2024年12月のユネスコ無形文化遺産登録があります。これにより、伝統的酒造りが国際的に認知されたことが示され、この技術や文化の重要性が再確認されました。また、1月の能登半島地震や9月の豪雨で影響を受けた酒蔵への支援を通じて、地域の復興にも寄与することが狙いです。
シンポジウムの見どころ
1. 体験型プログラム
シンポジウムでは、「学ぶ」「味わう」「繋げる・広げる」という視点から、参加者が伝統的酒造りの魅力を体験することができます。トークセッションでは、酒造りに関わる専門家や著名人が、それぞれの視点から酒造りの魅力やこだわり、文化を語ります。また、地域の酒を飲み比べるイベントも予定されています。
2. 伝統芸能の披露
石川県の文化に触れる機会として、北陸の伝統芸能も披露されます。地元の人々に長年親しまれてきた伝統芸能を楽しむことで、地域文化への理解が深まります。
3. お酒や食のブース
会場内には、お酒の提供や地域食材を使用した料理を提供するキッチンカーが出店されます。物販コーナーでは、地域の工芸品や特産物が販売される予定で、ちょっとしたお土産にも最適です。
参加情報
シンポジウムは無料で入場可能ですが、いくつかの物販や飲食コーナーは有料となります。参加者には、20歳以上の方に限りお酒の試飲が提供されますので、身分証明書を忘れずにお持ちください。
開催概要
- - 日時: 2025年1月25日(土)・26日(日)10:00〜16:00(開場9:30)
- - 場所: 金沢港クルーズターミナル(石川県金沢市無量寺町リ-65)
- - 主催: 文化庁
- - 協力: 北國新聞社、石川県、金沢国税局、北陸農政局等
アクセス情報
シンポジウム会場へのアクセスは、金沢駅からのシャトルバスが運行される予定です。また、北陸鉄道バスも利用可能で、JR金沢駅からは車で約15分の距離にあります。詳細は今後発表される予定です。
また、シンポジウムに関する追加情報は、2024年12月下旬に公開予定ですので、ぜひご確認ください。
日本の伝統的な酒造りは、500年以上の歴史を持ち、地域の風土と文化を反映した貴重な技術です。このシンポジウムを通じて、その魅力に触れ、未来へと紡いでいく機会となることを願っています。ぜひ多くの方々の参加をお待ちしております。