高地トレーニングで認知症予防
2025-07-01 13:20:54

高地トレーニングを活用した認知症予防プログラムの実施

高地トレーニングを活用した認知症予防プログラムの実施



東京都江東区の亀戸駅近くに位置する低酸素フィットネス施設「3Po亀戸中央店」が、60歳以上の高齢者をターゲットにした新しい試みを始めました。『認知機能改善3カ月プログラム』は、超高齢社会における重要な課題を解決するための科学的検証を目的としたもので、国立高知リハビリテーション専門職大学の片山訓博教授との連携によって実施されています。

このプログラムでは、参加者が標高2,500mに相当する常圧低酸素環境で運動することで、認知症予防や筋力向上に与える影響を科学的に探求します。

プロジェクトの背景



日本は急速に高齢化が進んでおり、2025年には65歳以上の高齢者が約3,600万人に達する見込みです。この急増に伴い、認知症患者も700万人を超えると予測されており、加えて年間1.9兆円の医療費がかかっています。
そのため、適切な介護予防が急務になっていますが、運動が認知症を予防する効果についてはまだ十分に研究が進んでいません。近年では、標高の高い地域で生活する人々の方が認知機能が優れているという研究結果があり、低酸素環境での運動が脳の血流改善に寄与するメカニズムについても注目が集まっています。このような背景から、本プロジェクトがスタートしました。

プログラムの概要



プログラムは、江東区亀戸駅周辺に住む高齢者が対象です。各参加者は、通常の酸素環境での運動効果と比較するため、週に1回、約100分のプログラムに参加します。実施内容は以下の通りです:
  • - バイタル測定(血圧・脈拍・酸素飽和度)
  • - メドマーによる血流改善
  • - 常圧低酸素リカベントバイクでの有酸素運動
  • - 椅子体操での全身活性化
  • - 足湯によるリラクゼーション
  • - 低酸素環境での歩行訓練
  • - インナーマッスルの活性化

これらを通じて運動機能および認知機能の改善を目指します。

期待される成果



本プロジェクトの実施を通じて、認知機能改善に関する具体的なデータが予想されます。また、この研究により、地域における介護予防プログラムのモデルケースができれば、介護費用の削減や新たな健康産業の創出にも寄与することを期待しています。

参加者の声



初回の実施には17名の地域住民が参加しました。参加者の中には「運動が思ったより楽しく感じた」、「このプログラムを続けたい」といった前向きなコメントが多数寄せられました。
特に、80代男性は「来て良かった」と満足感を表現し、70代女性は「体が温かくなって楽になった」と語っています。
このプログラムが高齢者の生活向上に寄与することが期待されています。

運営企業について



本プロジェクトを運営する有限会社川内鉄工工業は、建築業から介護事業に進出した企業で、地域の高齢化問題に取り組む姿勢が評価されています。
代表取締役の和田龍吉氏は、地域の健康づくりに貢献したいという思いからこの事業を立ち上げました。『デイサービスはまだ早いが、将来の体について不安を抱いている方々に安心して通える場所を作りたい』と語る彼は、科学的根拠に基づいた介護予防の重要性を強調しています。

まとめ



『3Po亀戸中央店』での認知症予防プログラムは、運動を通じて高齢者の認知機能改善が期待されています。この取り組みが広がることで、地域の介護予防の新しいモデルとなり、多くの高齢者が笑顔で過ごせる未来につながることを願っています。是非、今後の展開に注目してください。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

会社情報

会社名
有限会社川内鉄工工業
住所
東京都江東区亀戸7丁目61ー6セザール亀戸607号室
電話番号
03-3684-5359

トピックス(地域情報)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。