「BIZUTTO経費」が「勘定奉行クラウド」とのAPI連携を開始
近年、企業の経理業務はデジタル化が進み、業務効率化が求められています。特に中堅・中小企業においては、改正電子帳簿保存法により、電子取引データの保存が義務化され、経理担当者は多くの課題に直面しています。そんな中、アルプス システム インテグレーション株式会社(ALSI)は、経費精算サービス「BIZUTTO(びずっと)経費」と株式会社オービックビジネスコンサルタント(OBC)が提供する「勘定奉行クラウド」のAPI連携を発表しました。
この連携により、BIZUTTO経費で生成された仕訳データや証憑データが、勘定奉行クラウドに自動で連携されるようになります。これまで必要だった手入力や取り込み作業が不要になり、業務の負担は大幅に軽減されます。さらに、勘定奉行クラウドに登録されている取引先やプロジェクトの最新情報がBIZUTTO経費に自動で伝送されるため、システム間の整合性も保たれ、マスターデータの一元管理が簡素化されます。
経理業務の効率化の重要性
経理業務の効率化は、企業にとって避けては通れない課題です。特に中堅・中小企業では、リソースが限られているため、効率の悪い業務プロセスがそのままコストに直結する場合が多いです。ALSIでは、経理DXの推進を意識し、経費精算と会計の連携を実現するAPI機能を提供することにより、経理業務の効率化を以て企業の負担軽減へ寄与していきます。
API連携の対象製品
「BIZUTTO経費」が連携する「勘定奉行クラウド」の製品には以下の4つが含まれます:
1.
勘定奉行iクラウド [個別原価管理編]
2.
勘定奉行iクラウド [建設業編]
3.
勘定奉行iクラウド
4.
勘定奉行V ERPクラウド
すべての製品において、仕訳伝票や証憑、取引先、部門などのデータを連携可能、経理業務のスムーズな遂行が期待されます。
期待される効果
API連携の導入により、経理担当者は手間のかかる入力作業から解放され、より重要な業務に集中できるようになります。これは、経理部門だけでなく、企業全体の効率化にも繋がります。特に電子帳簿保存法やインボイス制度といった法令の遵守を考慮した場合、この連携は非常に有用です。
まとめ
経費精算業務の効率化は、現代のビジネスには欠かせない要素です。ALSIとOBCの新たなAPI連携は、その実現に向けた大きな一歩と言えるでしょう。今後も両社は、企業のDX推進を支援し、競争力を高めるソリューションを提供していく所存です。この取り組みは、業務のデジタル化を推進し、効率的な経理業務を実現するための礎となるでしょう。