高校生チーム「バドピンポン」が栄冠を手にした瞬間
2024年11月23日、千葉県の高円宮記念JFA夢フィールドで開催された「スポGOMIワールドカップ2025千葉STAGE」において、チーム「バドピンポン」が見事に優勝を果たしました。この大会は日本財団が企画・支援し、一般社団法人ソーシャルスポーツイニシアチブが運営を行ったもので、合計19チームが集結し、白熱した競技が繰り広げられました。
スポGOMIの魅力とその意義
「スポGOMI」とは、「スポーツ」と「ごみ拾い」を融合させた新しい形のスポーツであり、3人1組のチームが制限時間内に与えられたエリアでいかに多くのごみを拾えるかを競います。拾ったごみの重量や種類に応じてポイントが加算されるため、戦略的な思考とチームワークが求められます。この競技は日本発祥であり、環境保護の意識を高める目的も持っています。
千葉STAGEでは、チームが53.59kgものごみを拾い上げ、6071.9ポイントを獲得し、惜しくも準優勝に終わったチームに3784ポイントの大差をつけての圧勝を収めました。この結果、バドピンポンは2025年9月に東京都で行われる「スポGOMIワールドカップ2025日本STAGE」への出場権を獲得し、さらなる高みを目指します。
千葉県における海洋ごみ問題
千葉県は太平洋に面し、美しい海岸線を有していますが、海外から漂着するごみや河川から流出するごみも多いため、海洋ごみ問題が深刻です。今回の大会では、総計124.52kgのごみが集められ、それが海洋の清掃活動に寄与することとなります。特に砂浜に埋まったごみや、あらゆる場所に点在するごみを実際に拾うことで、参加者自身が環境問題を肌で感じ、その重要性を認識することができました。
バドピンポンのチームメンバーは何を語る?
優勝チーム「バドピンポン」のメンバーは、拾ったごみを分析して戦略を練ったことが勝因だと語っています。「街から出ているゴミが海に流れ込むことを考え、そこを中心に攻めました。昨年は敗退した悔しさが、今回の勝利の原動力になりました。」と、自信に満ちたコメントを残しました。次の目標は、スポGOMI甲子園での優勝と、東京で行われる日本ステージでのさらなる成功です。
結び
「スポGOMIワールドカップ2025」の千葉STAGEは、環境保護意識を高めるだけでなく、参加者にとっても新しい繋がりを得られる貴重な機会となりました。全国大会へと進むチームバドピンポンの活躍から、目が離せません。環境問題に取り組む姿勢は、今後も多くの人々に影響を与えていくことでしょう。私たちも彼らの活動に注目し、共に環境保護に対して意識を持っていきたいと思います。