トランスコスモス、札幌市に寄付して表彰を受ける
トランスコスモス株式会社は、北海道の札幌市において、企業版ふるさと納税を活用した寄付を行い、その取り組みが評価され紺綬褒章を受賞しました。この表彰は6月23日に札幌市役所で行われ、トランスコスモスの執行役員である古原広行氏が出席しました。市長の秋元克広氏からの授与という形で行われたこの式典は、企業が地域社会に貢献する重要性を示すものでした。
トランスコスモスは1980年に札幌に進出し、コンタクトセンターサービスやデジタルマーケティングサービスを展開しています。現在は約6,500人の従業員を有し、札幌市での長年の活動によって地域経済に貢献しています。今回の寄付は、特に「障がいのある方を支え、自立を促進する」方針に賛同したものであり、地域社会への感謝の意を表するとともに、障がい者の就労支援に特化した取り組みの一環となります。
この寄付金は、札幌市の「障がい者DXリスキリング事業」に充てられ、障がいを持つ方々がICTスキルを学ぶための講座に活用される予定です。これにより、プログラミングやホームページ作成など、職業スキルの向上が図られることになります。トランスコスモスはこのプロジェクトを通じて、障がい者雇用促進に寄与することを目指しています。
また、同日に行われた感謝状贈呈式では、セイタロウデザインの代表取締役、山崎晴太郎氏にも感謝状が手渡されました。同社も札幌市の障がい者支援プロジェクトに参加しており、その協力関係が確立されていることを示しています。トランスコスモスには、障がいを持つクリエイターが100人以上在籍しているため、デザインを通じた社会課題の解決にも注力しています。
企業版ふるさと納税とは
企業版ふるさと納税制度は、地方創生を目的としたもので、企業が地域に寄付を行うことで法人住民税が控除される仕組みです。2016年から始まったこの制度を通じて、トランスコスモスは過去に熊本地震の復興支援や、熊本ヴォルターズへの支援、さらには宮崎県の奨学金返還支援事業など多様な寄付を行ってきました。これも地域社会への貢献の一環であり、企業の社会的責任として位置づけられています。
札幌での活動において、トランスコスモスは今後も障がい者支援や地域のプロジェクトに対して協力する意向を示しています。SDGs推進の観点からも地域活動に参加し、企業のソーシャルインパクトを広げる取り組みを進めていく予定です。
トランスコスモス株式会社は、事業を通じて地域社会への感謝の意を表し、持続可能な社会の実現に向けて貢献し続けます。これからも多様な地域のニーズに応えつつ、革新的なサービスを提供し、企業としての成長を図ることが期待されています。