データ利用促進プログラム
2025-12-01 14:22:51

クラスメソッド、タイでの製造業向けデータ基盤構築プログラム参加企業を募集中

クラスメソッドがASEANの製造業に挑む



クラスメソッド株式会社(東京都港区、代表取締役:横田聡)は、ASEANにおける製造業のデジタルトランスフォーメーションを促進すべく、「Factory Data Hub Pilot Program」の参画企業を募集中です。このプログラムは、主にタイを対象としており、日系製造業が製造現場でのデータ活用を進めるための基礎を築くことを目的としています。

Factory Data Hubの概要



「Factory Data Hub」は、工場間でのデータ収集や活用を容易にするためのデータ基盤です。既存の製造設備を活かしつつ、PLCやセンサーから得たデータを収集・整備し、可視化することを通じて、製造現場が自律的に改善活動を行える環境を提供します。このプログラムを通じて、データ利活用における障害を克服し、製造業の効率化を図ると同時に、技術やノウハウを現地の企業と共有することも狙いとしています。

パイロットプログラムの詳細



このプログラムは、2026年3月までにパイロット環境を整え、4月以降には実際に運用しながらその効果を検証する流れになります。日本語とタイ語に対応可能な現地チームが、言語の壁を気にすることなく支援します。参加する企業は、タイ国内に製造拠点を持つ日系製造業であることが求められます。実行には必要なハードウェアやソフトウェアをクラスメソッドが提供し、負担を軽減します。

タイの製造業が直面する課題



タイにおける製造業は、労働力不足や技能継承という課題が顕在化しています。既に蓄積された設備や生産ラインのデータが十分に活用されていないという現状もあります。本プログラムは、こうした課題を踏まえ、参加企業と共に現場でのデータ活用の仕組みを確立していくことを目指します。

未来への期待



今回の取り組みは、日本政府が推進する「日ASEAN・AI共創イニシアチブ」ともリンクしています。このイニシアチブでは、AI技術を活用したモデル開発や人材育成を通じて、ASEAN地域全体の競争力向上を図ることが狙いです。クラスメソッドもこの流れを加速させる一助となり、現地の製造業に新たな価値を提供していきます。

私たちが求めるのは“製品”ではなく、現場と共に育てていける“使用し続けられる仕組み”です。新たなツールの導入ではなく、Excelなど既存のツールを活用し、すべての作業者が同じデータを見える状態を実現することで、一体的な改善を図っていくことを目指します。

結論



クラスメソッドでは、製造現場でのデータ活用が今後の業界の成長に欠かせない要素であると考えています。このパイロットプログラムを通じて、タイの製造業と共にBRIやAIを活用した新しい形のデータの流れを創出していくことに全力を尽くします。


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会社情報

会社名
クラスメソッド株式会社
住所
東京都港区西新橋1-1-1日比谷フォートタワー26F
電話番号

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