海面ドローン観測成功
2022-11-18 14:00:02
海面に着水した世界初の飛行艇型ドローンが深海観測に成功
世界初の飛行艇型ドローン「HAMADORI 6000」
最近、東京大学・横浜国立大学と株式会社スペースエンターテインメントラボラトリーの共同開発による飛行艇型ドローン「HAMADORI 6000」が、海面に着水し深海底観測に成功したというニュースが舞い込んできました。この革新的な技術は、今後の海洋調査に新たな光を与えることでしょう。
ドローンの基本情報
「HAMADORI 6000」は、翼幅6メートルの飛行艇型ドローンで、水上発着ができるだけでなく、船のようにも航行できます。この機体は、最大風速8メートル、波高1.5メートルの相模湾の環境下でも安定した性能を発揮しました。
このドローンは、110km/hの速度で8時間の航続時間を目指しており、豊かな機動性を持つことが特徴です。また、様々な観測機器を搭載できるため、海洋調査だけでなく、インフラ点検や漁業環境の調査など、多岐にわたる用途に対応します。
実験結果と今後の展望
「HAMADORI 6000」は今回の実験で、1,000メートル以深の深海底との音響通信を成功させました。この結果は、海底においてもデータの通信が可能であるということを示しています。さらに、この技術は水質や海中の生物の調査など、今後の多様な海洋研究に役立つと期待されています。
この成功を受けて、HAMADORI 6000の試作機は、2022年11月25日と26日に福島県郡山市で開催される「ロボット・航空宇宙フェスタふくしま2022」にて初公開されます。このイベントは事前登録制で、来場者には実験の様子を撮影した動画も提供される予定です。
まとめ
「HAMADORI 6000」に搭載される機器の中には、EO/IRカメラ、ソナー、海洋生物測定用ハイドロフォンなどが含まれており、幅広い観測データを収集することができます。この新たなドローン技術は、将来的に海洋調査や環境保護に貢献する可能性を秘めており、今後の展開に注目が集まっています。
新しい技術の発展は、私たちの暮らしや環境にとって非常に重要です。これからの海洋調査や環境保全活動に、ボーダレスで革新的な技術がどのように寄与していくのか、期待が高まります。
会社情報
- 会社名
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株式会社スペースエンターテインメントラボラトリー
- 住所
- 福島県南相馬市原町区萱浜字巣掛場45番地245南相馬市産業創造センター A棟工場区画2
- 電話番号
-
0244-26-6208