太陽光発電の新対策
2024-07-31 19:51:03

太陽光発電所の銅線盗難防止に向けた新たな取り組みについての提携

銅線盗難防止に向けた提携



最近、太陽光発電業界では、施設内における銅線の盗難が深刻な問題となっています。この状況を改善するために、株式会社ジャパンインベストメントアドバイザー(JIA)と株式会社トリプルアイズが業務提携契約を締結し、盗難防止ソリューションの展開を図っています。

JIAの取り組み


JIAは2014年から太陽光発電所の開発と運営を手掛け、全国25拠点で合計71.3MW(メガワット)を発電しています。2023年には73,959MWhを発電し、約17,715世帯分の年間電力消費量を賄っています。しかし、銅線盗難の被害はJIAの管理する発電所でも複数回発生しており、業界全体での対応が急務です。

トリプルアイズとの提携


トリプルアイズは、AI技術を用いた画像認識プラットフォーム「AIZE」を提供する企業です。両社は2023年9月から、JIAの発電所を対象にAI監視カメラを活用した盗難防止実証実験を行ってきました。この試みの成果を受け、今後のサービス提供に向けた契約を締結しました。特に、AIによる迅速な警告システムや誤報削減機能が評価されています。

サービス内容


AIZE Security(アイズセキュリティ)という名称のもと、以下のような特長を持つサービスを提供します。
  • - AI×高機能ネットワークカメラ: 追跡や観測が可能なネットワークカメラを使用。
  • - 広域補助機器: 視野外をカバーするための広角補助システムを整備。
  • - 警告システム: 不正な動きに対し、視覚や音響で警告します。
  • - 即時通知機能: 検出情報は設定された受信先に直ちに送信。
  • - 誤報の削減: AI技術により、特定の対象のみを正確に感知。

施工と価格


施工費用は地域や面積に応じて異なり、1MW(約2ヘクタール)の規模で300万円から始まります。運用後の保守費用は月額5万円からとなり、具体的な条件は現場に応じて調整されます。

今後の展望


資源エネルギー庁によれば、日本国内での太陽光発電所は2024年2月時点で4,870か所あり、特に北関東には多くの施設が集中しています。そこの盗難被害を受けやすい状況を踏まえ、現地の発電事業者や公共機関と連携しながら、より強固な盗難防止体制づくりを目指します。

両社は引き続き、業界の問題に立ち向かい、持続可能なエネルギーの未来に貢献するための努力を重ねていきます。

会社概要


株式会社ジャパンインベストメントアドバイザー


  • - 設立: 2006年9月1日
  • - 所在地: 東京都千代田区霞が関三丁目2番1号
  • - 代表者: 白岩直人
  • - 事業内容: 金融ソリューション事業
  • - 公式サイト: JIA公式サイト

株式会社トリプルアイズ


  • - 設立: 2008年9月3日
  • - 所在地: 東京都千代田区神田駿河台三丁目4番地
  • - 代表者: 山田雄一郎
  • - 事業内容: システムインテグレーション及びAIプラットフォームの提供
  • - 公式サイト: トリプルアイズ公式サイト

お問い合わせ


技術的な問い合わせはトリプルアイズ営業部へ、事業全般についてはJIAの広報・IR室までご連絡ください。


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会社情報

会社名
株式会社ジャパンインベストメントアドバイザー
住所
東京都千代田区霞が関三丁目2番1号霞が関コモンゲート西館
電話番号
03-6550-9307

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