NE株式会社とTikTokの新しい挑戦
NE株式会社(本社:神奈川県横浜市)は、クラウド型ECプラットフォーム「ネクストエンジン」と人気ショート動画アプリ「TikTok」のEC機能「TikTok Shop」とのシステム連携を2025年8月末より開始することを発表しました。この連携により、EC事業者はTikTok内での販売から管理までを一元化できるようになります。
TikTok Shopの特色
TikTok Shopは、ユーザーが動画を視聴している際に、興味のある商品に出会い、そのままアプリ内で購入できる機能です。これは従来のECサイトに見られる「検索して購入」するスタイルとは異なり、ユーザーが発見することから始まる新しい購買体験を提供します。この新たな購入形態は、「ディスカバリーEコマース」と呼ばれ、特に若年層に人気のあるプラットフォームとして注目を浴びています。
TikTok Shopは2025年6月30日から日本で本格始動し、グローバルなソーシャルコマース市場での成長が期待されています。この市場は2030年までに約6.2兆ドルに達する見込みであり、NEによるこの連携は日本のEC事業者にとって非常に大きなチャンスとなります。
ネクストエンジンとのシステム連携の狙い
ネクストエンジンはこれまでに、6,500社以上のEC事業者に導入され、多様なECモールとの連携を通じた実績があります。EC事業者からのニーズを受け、NEはTikTok Shopとの連携を進め、その結果、公式パートナー認定も獲得しました。この連携により、事業者は受注や在庫管理をより効率化し、新たな販売チャネルとしてTikTok Shopを活用できるようになります。
EC事業者が直面する課題
NEはTikTok Shopを利用するEC事業者に対し、主に2つの大きな課題を認識しています。まず、一つ目は新しい販売チャネルとしての追加による業務負担の増大です。受注や在庫管理の複雑化に伴い、リソースに不足が生じる可能性があります。
二つ目は、効果的な動画コンテンツの制作能力の不足です。InstagramやYouTubeに続き、TikTokでの成功には映像制作やライブ配信が重要です。このため、NEはバックエンドでの業務効率化と、フロントエンドでのコンテンツ制作サポートを提供します。
NEが提供する支援
NEは次のような支援を通じて、EC事業者がTikTok Shopをスムーズに運営できるように後押しします。
1. バックエンドの効率化
ネクストエンジンとTikTok Shopの連携により、受注・在庫データの自動同期が進み、一連のバックオフィス作業を大幅に効率化します。また、複数のチャネルを管理できる機能が提供され、全体最適化を図ることができます。
2. フロントエンドの強化
集客設計からコンテンツ制作、さらには運用改善に至るまで、NEがフルサポートします。このサービスを利用すれば、ユーザーを引きつける魅力的な動画コンテンツの制作が可能になり、EC事業者はよりスムーズに新しいチャネルへ進出できるようになります。
両社の期待
TikTok Shop JapanのゼネラルマネージャーであるCarlos Qiu氏は、連携が実現することを喜ばしく思っていると述べ、ネクストエンジンの信頼性と実績が日本のEC市場において大きな力となると期待しています。
NEの代表取締役社長である比護則良氏は、今回の連携によって、事業者がスピーディにTikTok Shopに参入できる環境を構築していると強調しました。
特別キャンペーン
2025年8月末のシステム連携開始を記念し、特別キャンペーンを実施予定です。新規契約をしたEC事業者には、システム利用料金が最長11月末まで無料になる特典や応援金が贈呈される特典もあります。この機会を利用し、TikTok Shopでの新たなビジネスチャンスを掴んでほしいです。
これからの展望
NEは、今回のシステム連携を通じて、さらに多くのEC事業者がTikTok Shopを活用し成長できるよう支援していく方針です。ソーシャルコマースの進化に合わせ、NEは「コマースに熱狂を。」というミッションを持って挑戦していきます。
詳しい情報は、
NE株式会社のウェブサイトをご覧ください。また、特別キャンペーンの詳細は
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