大ヒット漫画『生きのびるための事務』、とうとう書籍化
2024年6月12日、株式会社マガジンハウスから発売された『生きのびるための事務 全講義』が、瞬く間に話題を集めています。本書は、累計10万部を突破した同名の漫画の原作者である坂口恭平氏が執筆したオリジナルテキストをまとめたもので、ファンや読者から高い評価を得ています。
書籍の魅力
『生きのびるための事務 全講義』は、坂口氏が自らの思想や実践をもとに構成された内容で、初心者でもすぐに実践できる《やり方》が盛り込まれています。新たに書き下ろされた「あとがき」や、坂口氏独自の挿絵も多数収録され、視覚的にも楽しめる一冊となっています。
特に注目されるのが、坂口氏と糸井重里氏による約5万文字に及ぶ特別対談です。この対談では、二人の独自の視点や互いの影響について語られており、特に注目すべきは坂口氏が糸井氏の存在をどのように捉えているかという点です。インタビューの中で坂口氏は、「糸井重里を参考にしている」と言及しており、彼との関係性が作品に及ぼす影響も垣間見えます。
実践的な内容
本書では、事務を通じて物事を管理し、目標を達成するためのノウハウが12の講義を通じて提供されています。以下はその主な内容の一部です。
1.
事務は「量」を整える
目標達成には数量の管理がキーとなる。
2.
現実をノートに描く
思考を具現化することが大切。
3.
未来の現実をノートに描く
目標を視覚化することで実現が近づく。
4.
事務の世界には失敗がありません
実践を重ねることで学ぶことができる。
5.
楽しく続けられる方法を見つける
日常生活に取り入れやすい形を模索する。
このように、事務を通じて行動を言語化し、数値化することで自己管理が可能になります。また、「やりたいことを即決で実行するために事務がある」という考え方は、多くの人にとって実践可能なヒントとなるでしょう。
著者坂口恭平とは
坂口恭平氏は多彩な活動を展開する作家、画家、音楽家、建築家であり、1978年に熊本県で生まれました。早稲田大学を卒業後、さまざまな作品を発表し、自らの経験に基づくリアルな視点で社会に問いかけています。特に躁鬱病に関する自身の経験をもとに、多くの人々の心に寄り添う作品を創作しています。
書誌情報
- - 書名:生きのびるための事務全講義
- - 著者:坂口恭平
- - 発売日:2024年6月12日
- - 価格:1,650円(税込)
- - 仕様:新書・368ページ
- - ISBN:978-4-8387-7528-6
- - 発行:株式会社マガジンハウス
- - 詳細URL: 書籍詳細
新たな視点をもたらすこの書籍は、多くの読者にとってのバイブルとなることでしょう。