ジール、Dynatraceとの新たなパートナーシップでSRE支援を加速
2024年10月、株式会社ジールがDynatraceとの提携を発表しました。このパートナーシップにより、ジールはDynatrace製品の導入コンサルティングや販売、導入後のサポートを強化し、エンタープライズ企業向けのSRE(Site Reliability Engineering)支援を本格化させます。これにより、デジタルトランスフォーメーション(DX)を推進する企業に向けた新たな価値提供が期待されます。
Dynatraceとは
Dynatraceは、エンドツーエンドのオブザーバビリティおよびセキュリティのプラットフォームを提供する企業で、世界60カ国以上で4700社以上が利用しています。高度なAI(人工知能)技術を駆使したDynatraceのプラットフォームには、以下の3つのAI機能があります。
- - Causal AI(因果AI): 問題の原因を特定。
- - Predictive AI(予測AI): 次に起こるであろう事象を予測。
- - Generative AI(生成AI): 得られた情報をわかりやすく提示。
これらの機能が連携し、トラブルシューティングやリソース管理の効率を大幅に向上させることができます。特に、SREの実践においては、これらの自動化機能が非常に重要です。
ジールの役割
一方、ジールは2023年からエンタープライズ企業向けにクラウド問題を解決するSRE支援事業を開始しました。特にオブザーバビリティのコンサルティングやPoC(Proof of Concept)、導入支援において多くの実績を持っています。エンタープライズ企業のオブザーバビリティニーズは高まっており、今後の市場成長が見込まれる中、このパートナーシップは非常に重要なものと言えるでしょう。特に、Dynatraceの技術を活用することで、多様な業種での利用が進むと期待されています。
コメントと今後の展望
Dynatraceの代表執行役社長、徳永信二氏は「この度、ジールとパートナーシップを締結することができ、大変嬉しく思います。共にDX推進やクラウド化に貢献できると考えています」とコメントしています。
今後、ジールは、データ活用分野での30年にわたる実績と知見を生かし、企業におけるDXの実現をサポートし続けるでしょう。すべての人がデータを利用でき、その恩恵を受けられる社会の実現を目指しています。
まとめ
この提携により、ジールとDynatraceは、企業のSRE支援やDX推進に特化したサービスを拡充し、より多くの企業にとっての価値向上に貢献することでしょう。特に、Dynatraceの先進的な技術が、ジールの持つコンサルティング力と結びつくことで、エンタープライズ企業が直面する様々な課題を効率的に解決できる期待が高まります。
詳細については、
ジールの公式ウェブサイトと
Dynatraceの公式ウェブサイトをご覧ください。